葬儀に参列していただいた方に喪中はがきを出す場合、お礼を添え書きするのはいいのでしょうか。
また、香典をいただいたお礼を書き添えるのはどうなのでしょうか。
喪中はがきに書いてもいいこと、NGなことについてお伝えしていきます。
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・喪中はがきに葬儀参列のお礼を書くのはいいの?
喪中はがきとは、「身内が亡くなったので、悲しみで新年を祝えないので年賀状は遠慮します」という意味で出すものです。
喪中はがきには無関係なことを添え書きするのはマナー違反になります。
しかし、葬儀に参列して下さった方に対してはそのお礼を書くことはマナー違反になりません。
最近では、葬儀に出席された方には会葬お礼を渡すことがほとんどです。
その上に喪中はがきにもお礼を書けば、「お礼にお礼を重ねることによって、不幸が重なる」という意味合いになります。
ですので、会葬お礼を渡している場合は喪中はがきにお礼を書かなくても構いません。
香典の有無に関係なく、お通夜や葬儀に参列していただいた弔問客にお礼として差し上げる品のことです。
500~1000円程度のお茶やハンカチなどが一般的です。
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職場の人に喪中はがきで葬儀のお礼を書くのは?
職場の人にも喪中はがきは出します。
葬儀に参列していただいた方には、後日に口頭でお礼を伝えればいいでしょう。
喪中はがきに葬儀のお礼は書かなくても構いません。
・香典のお礼を書くのは?
葬儀に参列された場合は、喪中はがきに書かなくても構いません。
葬儀に出席はしないで香典のみをいただいた場合には、喪中はがきに一言お礼を書き添えてもいいでしょう。
文例としましては、
・お心遣いありがとうございました。
・その節はお心入れをありがとうございました。
こういうふうに1行書けば十分です。
・喪中はがきに書くのはNGな添え書きとは
喪中はがきは、不幸があったので新年を祝えないということで年賀状を遠慮することをお伝えするものです。
葬儀や香典のお礼以外のことを書き添えするのはマナー違反になります。
例えば、日頃お世話になっているお礼とか、結婚・出産報告、近況報告など、関係のないことは喪中はがきには不適切です。
万が一、喪中はがきを出しそびれた場合は、寒中見舞いで喪中の報告をしても大丈夫です。
▼寒中見舞いに関してはこちらの記事をご覧下さい。
寒中見舞いなら、近況報告など書き添えするのはマナー違反にはなりません。
・喪中はがきはいつからいつまでに出せばいいのか
相手が年賀状を用意するまでに出したいものです。
早くて10月下旬から、遅くても12月10日ぐらいまでには出しましょう。
12月に入ってから不幸があることもありますが、その場合は喪中はがきの準備が間に合わないこともあるでしょう。
そんな時は無理に喪中はがきを出さなくても、年が明けてから年賀状をいただいた人に寒中見舞い(1月7日以降)を出す方がいいでしょう。
・まとめ
喪中はがきには、関係のないことを添え書きするのはマナー違反になります。
ただし、葬儀参列のお礼や香典のお礼を書くのはマナー違反ではありません。
しかし、葬儀に参列して下さった方々には当日に会葬お礼の品を渡すのが一般的になっていますので、喪中はがきに葬儀のお礼や香典のお礼を書かないこともあります。
葬儀には不参加で香典のみをいただいた場合は、喪中はがきにそのお礼を書いてもいいでしょう。