2019年 10月12日
布団を干すのは日本独特の習慣のようですが
干す意味ってあるのでしょうか。
また干すことによってどんな効果があるのでしょうか。
干す頻度とか布団のダニ対策はどうしたらいいのかについて
お伝えしていきます。
目次 (クリックできます!)
・布団を干す意味や効果
布団干した日の夜にはふかふかになっていて気持ちがいいものですね。
布団は何のために干すかと言えば、乾燥させるためなのです。
人は就寝中にコップ1杯分の汗をかくと言われています。
その汗は布団の中に吸い込まれてしまい、湿気てきます。
お布団を湿気たままでいると、悪臭やカビの元となります。
しっかりと日に当てて乾燥させれば、布団を長持ちさせることが
可能なのです。
冬でも布団を干す意味はある?
就寝中に汗をかくのは冬でも同じです。
冬だと自分ではそんなに感じなくても、就寝中に汗を
かいているのです。
汗が布団に吸い込まれて湿気てくるのは冬でも同じです。
だから、冬でも乾燥させるために布団を干す意味はあります。
布団を干すのに適した時間帯
早朝や夕方は避けます。
日の照っている10:00~15:00の間が最適です。
冬なら、11:00~14:00の間ですね。
特に冬は早く日が暮れるので、早めに取り入れましょう。
夕方になってくると、せっかく干した布団が湿気てきます。
オールシーズン布団の片面を1~2時間、両面とも干して乾燥させましょう。
布団は室内干しでもいいの?
マンションなどの住宅では、ベランダで布団を干すのを禁止されて
いるところがあります。
でも布団を干さないわけにはいかないですよね。
外に干せない場合は室内干しにしましょう。
扇風機で風邪を当てたり、窓を開けて風通しのいい場所に
干しましょう。
ステンレスパイプを利用するといいですよ。
組み立ても簡単です。
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室内干しの場合は外よりも乾燥しにくいので、最低でも片面2時間は
干すといいでしょう。
布団を干すときに注意したいこと
せっかく干しても布団が傷んだりすれば勿体ないですよね。
そこでお布団を干すときに注意したいことをお伝えします。
・布団は叩かない
ほとんどの人が叩いているのではないでしょうか。
実は布団を叩くと、中の綿や羽毛が潰れたり
弾力がなくなったりします。
表面のホコリは、手かブラシでそっとはらう程度で大丈夫です。
布団を叩くと、ふわーっとホコリみたいなのが出ますが
これは布団の中身なのです。
・カバーは外さない
カバーをしないで布団を直接日光に当てると、布団を傷めます。
なので、カバーはつけたまま干します。
・両面を干す
片面だけでなく、両面とも干します。
布団の裏表を乾燥させます。
直接体が触れている面は長めに干します。
・雨の日の翌日は避ける
前日が雨だと、湿気が多いので布団を干しても湿気ます。
雨の日の翌日は避けましょう。
・布団を干す頻度
どれぐらいの頻度で布団干しをしたらいいのかって思いますよね。
布団の素材によって変わってきます。
綿布団 : 週に2回
化繊布団 : 週に1回
羽毛布団 : 月に1~2回
羊毛布団 : 月に2~3回
あまり干し過ぎても紫外線で布団が傷む原因になったり、
逆に干す回数が少なすぎると、カビやダニの原因となります。
・布団のダニ対策はどうする?
ダニは温度が高くて湿気が多いと発生しやすくなります。
季節に関係なく、布団をしっかりと干すのが基本です。
もし可能なら、月1回程度の布団の丸洗いをお勧めします。
干した後には布団に掃除機をかけて、ダニの死骸まで吸い込みます。
布団の中からダニの死骸が表面まで出てきます。
また、布団乾燥機を使うのもいいでしょう。
ダニは50度で20分以上の状態になると、死滅します。
ダニは高温多湿の環境を好みますが、50度以上の高温になると
死滅します。
・まとめ
布団はしっかりと干して乾燥させることが
ダニやカビの予防となります。
ふとんを干すときは、叩かないでそっとはらう程度で
大丈夫です。
逆に強く叩くと、布団の内部からダニの糞や死骸が
表面に出てきますので気をつけたいですね。