親族や友人、知人が病気やケガをしてお見舞いをする機会って
あると思います。
でもお見舞いの封筒って中袋がないものも販売されています。
中袋なしの場合のお金を入れる向きとか、封筒の書き方で
戸惑う人も案外多いものです。
中袋がないお見舞い封筒のお金の入れ方や封筒の表と裏の書き方を
ご説明します。
目次 (クリックできます!)
・お見舞い封筒で中袋がない場合のお金の入れ方
親類や友人、知人が病気やケガで入院したとなったらお見舞い金をしたいけど、
お金の入れ方とかどんな封筒を使えばいいのか気になるところだと思います。
お見舞い用の封筒は中袋がついてないものが多く市販されています。
まずお見舞いに使う封筒ですが、祝儀用を使います。
紅白の水引はついているものでも印刷されているものでも
どちらでも構いません。
結び切りは何度も繰り返してはならない、のしは回復が遅れるという
意味合いがあるからです。
病気やケガは繰り返すものではなく、早く回復することを願うものですね。
また、水引はなく左側に赤線の入った「お見舞い」と印刷されているシンプルな封筒を
使っても構いません。
火事や地震など災害見舞いの場合は白封筒を使います。
特に火災見舞いでは左に赤帯が入ったものはNGです。
赤は火を連想するからです。
▼こちらの記事も合わせてご覧下さい!
では中袋がない場合ってお金の入れ方(向き)はどうすればいいのでしょうか。
中袋がなくても肖像画のある方を上にして、封筒の表に向けて
入れます。
▼こちらも合わせてご覧下さい!
・お見舞い金は新札でないとダメ?
これは受け取った相手の捉え方によりますね。
一昔前なら、お見舞いを新札ですると前々から準備していたと
いう捉え方もありましたが、最近ではあまりこだわらないような
風潮となりました。
でも気になるようでしたら、一度折り目をつけてもいいでしょう。
逆にあまりくしゃくしゃになっていたり破れたお札はNGです。
▼こちらも合わせてご覧下さい!
・お見舞い封筒で中袋なし 表と裏の書き方
中袋のないお見舞い封筒の表と裏の書き方を説明します。
・表の書き方
表は中袋があってもなくても同じです。
上側に「御見舞」、下側に名前をフルネームで書きます。
連名の場合は3人までなら全員の名前を下側に書きます。
4名以上になるなら代表者の名前をフルネームで書き、その左に「外一同」と記入します。
会社名でお見舞いをするなら、下側の中央に代表者の名前を書いてその右に小さく会社名、
代表者の名前の左に「外一同」と記入します。
4名以上でする場合や会社名でお見舞いをするときは、白い紙に全員の名前を
書いてお金といっしょに入れておくといいでしょう。
夫婦でする場合は下段の中央に夫の名前をフルネームで書き、
その左に妻の名だけを記入します。
夫の名と妻の名の段は合わせます。
災害見舞いで4人以上になる場合は「〇〇〇一同」と記入します。
〇〇〇は会社名や団体名です。
・裏の書き方
中袋がない場合は裏には金額のみを書きます。
住所は書かなくても構いません。
名前は表に書いているので不要です。
金額は裏の左下に縦書きでも横書きでもOKです。
<縦書きの場合>
漢字(大字)で書きます。
一 → 壱
二 → 弐
三 → 参
五 → 伍
十 → 拾
千 → 阡
万 → 萬
お見舞いの場合は3千円、5千円、1万円がほとんどですね。
3千円なら「金参阡円」、5千円なら「金伍阡円」、1万円なら「金壱萬円」と
書きます。
金額の頭に「金」と入れます。
1,2,3のような数字でも構いませんが、書き直しができてしまうので
なるべく漢字で書くことをお勧めします。
<横書きの場合>
裏の左下に数字で金額を書きます。
3000円、5000円、10000円というふうにですね。
数字で書くときは頭に「金」は入れません。
漢字で書くにしても数字でも「也」は10万円以上の高額の場合につけるもので
それ以下の金額なら記入不要です。
・まとめ
お見舞い封筒で中袋がないときもお金の入れ方は
肖像画を上にして封筒の表側に向けて入れます。
お見舞いのときは結びきりで熨斗なしを使います。
または「御見舞」と書かれた簡易封筒でも構いません。
封筒の表書きは中袋があってもなくても同じです。
中袋がついてない封筒の裏には金額だけを記入しておけば
大丈夫です。