暑い夏は冷房をつけて過ごせば快適に過ごせるのですが
電気代も気になるところです。
やはりちょっとでもその部屋から離れる時は、ほとんどの人は
電気代のことを考えるとエアコンを切っていることが多いと思います。
電気代を節約するには、まめに冷房を切った方がいいのでしょうか。
また、エアコンの冷房を使う上でより電気代を節約する方法を
お伝えいたします。
目次 (クリックできます!)
・エアコンの冷房はつけっぱなしの方が電気代は節約になる?
夏の電気代は半分以上が冷房の分だと言っても過言ではありません。
電気代はできるだけ抑えながら、冷房で快適に
過ごせれば最高ですよね。
エアコンは使い方をちょっと工夫すれば、節電することが
できるのです。
買い物など、ちょっとの外出でもエアコンを切って
電気代を抑えようとしていませんか。
実はマメに切るよりもつけっぱなしの方が電気代が安くすむのです。
エアコンの冷房を入れ始めた時が最も電気代がかかるのです。
冷房を一旦切れば、室温が上がっていき
再度冷房を入れると、まずは上がった室温を急激に
下げようとします。
この時に最も電力が使われるからです。
冷房を入れて温度が落ち着いて、微風状態になったら
あまり電力を消費しません。
こういうことから、冷房はつけっぱなしにしておく方が
微風状態を維持して消費電力も少なくなるということです。
したがって、冷房はつけっぱなしの方が電気代も節約できるのです。
自動にしておくと尚更いいでしょう。
また、冷房は設定温度を1℃上げると約13%消費電力を減らすと言われます。
ただし、長時間の外出の場合は切って行きましょう。
1時間以内の外出なら、冷房はつけっぱなしの方が節約できます。
・つけっぱなしでも冷房とドライではどっちが電気代は安くなる?
何となくドライの方が電気代が安いようなイメージはありませんか。
最近のエアコンには、ドライ(除湿)でも
「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があるんですね。
それぞれによって電気代も変わってくるんです。
エアコンには夏だと、冷房・弱冷房除湿・再熱除湿に分けられます。
・冷房
室内の空気を吸い込んで冷たくする。
・弱冷房除湿
室内の空気を吸い込んで冷やし、その空気中の水分を取り除く。
・再熱除湿
室内の空気を吸い込んで冷やし、その空気中の水分を取り除く。
この水分を取り除くために、冷やした空気の温度を上げて
室内に戻す。
要するに部屋が冷えすぎないようにするんですね。
弱冷房除湿と再熱除湿は吸い込んだ空気中の水分を取り除くまでは
同じですが、
再熱除湿の方は冷やした空気の温度を上げる分、電気代は
弱冷房除湿よりも高くなります。
電気代の高くなる順番にすると
「再熱除湿」>「冷房」>「弱冷房除湿」となります。
同じ設定温度でも再熱除湿は冷房の1.5倍ほどの電気代がかかると考えられます。
ご自身のエアコンが再熱式か弱冷房式かは、パンフレットを見るか
メーカーに問い合わせをしてご確認下さい。
・より節電するには
冷房をつけっぱなしの方が節電できるのはお伝えしました通りです。
でもそれ以外にも節電する方法はあるんですね。
次にその方法をいくつかご紹介します。
・室外機について
室外機の周りに物を置かないようにします。
物があると、熱がこもって効率が悪くなります。
室外機を日陰に設置します。
もし不可能なら、「すだれ」で日が当たらないようにします。
すだれを使えば、室外機の温度を下げて節電になります。
室外機の後ろを壁から10㎝以上離します。
壁に近くなると、熱がこもり効率が悪くなります。
・気密性
高断熱住宅のほうが省エネになります。
・風向きを水平にする
エアコンから出た空気は一旦、上に上がり周囲の空気と混ざって
人のいる下の方へと冷えすぎないようにするので節電できます。
・窓から日が入るのを防ぐ
窓から日が入ると室温が上がり、エアコンの効率が悪くなります。
カーテンを閉めたり、すだれの使用がお勧めです。
・フィルターの掃除をする
フィルターが汚れていると、運転効率が悪くなり
余分な電力を使うことになります。
せめて2週間に1回のフィルター掃除が効果的です。
・まとめ
暑い夏には冷房は必要不可欠ですが
使い方を工夫することで電気代を抑えることができるのです。
ちょっとの外出なら冷房はつけっぱなしの方が
余分な電力を使うことなく、節電できます。
ドライでも「弱冷房除湿」が最も電力を消費しません。
室内の温度を考慮して、冷房とか除湿に切り替えて
臨機応変に対応していくことが大切ですね。