年賀状ってお正月を迎えてから出す場合もあるかと
思います。
でも年が明けてからだと、いつまで年賀状として
出せるのかと戸惑う人は多いでしょう。
松の内と言われる1月7日が基準だと言われています。
年賀状として出せる期間と、そろそろ出すのをやめたいと
思った時には失礼のないようにしたいものです。
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・年賀状はいつまで出せる?
年賀状は元旦に届くように出すのが最も理想なのですが
場合によっては年が明けてからになってしまうこともあります。
ただし、関西地域では1月15日までが『松の内』と言われています。
この期間が過ぎると、年賀状ではなく寒中見舞いとなります。
●メールでの年賀状はNG?
最近ではハガキの代わりにメールで新年の挨拶をする人も増えました。
しかし、職場の上司・先輩・恩師にメールで済ませるのは失礼になります。
普段からメールのみの付き合いの相手なら構いませんが
どんなに親しい友人でもハガキの方が喜ばれるに違いありません。
年賀はがきの方が心がこもっていて、受け取る方も毎年楽しみに
しているでしょう。
毎年多くの人がメールで新年の挨拶を出すと、データ量が多くなり
通信が不可能になることがあります。
そうなると、大事な連絡を取りたいのにつながらないという事態にも
なります。
新年の挨拶はメールではなく、はがきで出す方が相手にも好感を
持たれるし日本の伝統として受け継がれていくのです。
・由来
新年の挨拶は本来は、相手のお家まで伺ってするものだったのですが
遠方で挨拶に伺えない相手に手紙で挨拶状を出すようになったのが
年賀状の始まり です。
新年の挨拶回りは平安時代にまで遡ります。
最初は両親や親戚、お世話になった人に直接挨拶回りをしていたのが
しだいに交際範囲も広まり、遠くて挨拶に伺えない人たちに
年始の挨拶を書いた手紙を送るようになったということです。
そして明治時代に入って、郵便制度ができて全国一律料金の葉書が
発売されたことからハガキで出す年賀状として始まりました。
その後この風習は広まり、明治32年には特別扱いとして
年賀状は元旦に届けられるようになりました。
一時は廃止になったのですが、昭和24年に『お年玉つき年賀はがき』が
発売されてから爆発的に広まり現在に至るのです。
年賀状は普段なかなか会えない人の近況も知ることができて
毎年楽しみにしている人は多いです。
・年賀状を出すのをやめたい時はどうしたらいい?
長年年賀状のやり取りをしてきたけど、
負担になってきた・体力が続かないなどでそろそろ年賀状はやめたいと
思うことはあるでしょう。
しかし、相手に失礼のないように気持ちよく済ませたいものです。
自分にくれた人にだけ出すようにするのも自然かもしれません。
毎年、返信として送ってくる相手は元々は賀状を出す予定は
なかったのかもしれません。
または寒中見舞いとして
「今年から、皆様への年賀状を遠慮させて頂いております。
本状にて年始のご挨拶とさせていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
どうぞご自愛下さいませ。」
とするのもいいでしょう。
大切なのは 『皆様』へということを強調して、年賀状を
出さないのは『あなただけではありません』 ということを
伝えます。
また普段から親しい相手なら「もうお互いに年賀状のやり取りは
やめにしようか」というのでもいいでしょう。
重要なのはパソコン打ちではなく、手書きで出すことです。
どなたにも失礼のないようにしたいものです。
・まとめ
年賀状として扱えるのは、元旦から1月7日までです。
関西地域に限っては1月15日までとなります。
やはりメールよりもハガキで手書きで近況を添えた方が
好感を持たれます。
年賀状のやり取りをやめたい時は、どなたにも失礼の
ないようにすることが大切です。