チャドクガの発生時期に体に皮膚炎を発症したら
刺されたのかもしれません。
皮膚炎などの症状はチャドクガに刺されてから、
どのくらいの時間が経ってから発症するのでしょうか。
刺されてから症状が出るまでの時間の目安、
もし症状が出たときの応急処置、その他の対処法、
どんな薬が有効なのかをお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・チャドクガに刺されてから症状が出るまでの時間
まずチャドクガのような毒針毛を持った毛虫に刺されると、
赤い発疹の出る皮膚炎・かゆみといった症状が出ます。
この症状は刺されてすぐに出るわけではなく、2~4時間ほど経ってから
かゆみの強い皮膚炎を発症します。
正確にはチャドクガに刺されるというより、毒針毛に触れるだけで皮膚が
反応します。
参考記事⇒ チャドクガの発生時期、発生場所、予防・駆除する時期と対策
一度、毒針毛に触れると抗体ができて
次回からはアレルギー反応を起こすようになります。
毒針毛に触れた回数が増えると、症状が重くなっていきます。
・症状が出た時の対処法
チャドクガに触れると、痒みの強い皮膚炎を発症するのが特徴です。
この症状が出た時の対処法をお伝えしていきます。
・毒針毛を取り除く
痒みがある箇所を中心にガムテープで毒針毛を除去します。
それから皮膚を流水で丁寧に洗い流します。
もし、衣類に毒針毛が付いていたら同じようにガムテープで除去します。
※ 慌てて皮膚や衣類に付いた毒針毛を払うのはやめましょう。
払うことによって、毒針毛が砕けて散ったりして痒みが広がります。
・衣類を洗う
毒針毛の付いた衣類はそのまま洗濯機に入れないで下さい。
他の衣類とは別にして、50℃以上のお湯で洗います。
沸騰させたお湯に同量の水を混ぜると、ちょうど50℃ぐらいのお湯になります。
50℃ぐらいになったお湯をたらいやバケツなどに入れて洗います。
チャドクガの毒は50度以上の熱で無毒化します。
注意することは
悪化しないためにも避けた方がいいことがあります。
アルコールとお風呂に浸かることはやめましょう。
シャワーで済ませましょう。
血流が良くなってかゆみが酷くなります。
痒みを抑えるための応急処置
何よりも痒みを抑えたいですね。
夜も眠れないぐらい、痒みが強くなることがあります。
チャドクガの毒は50℃以上の熱で無毒化すると上記でお伝えしました。
これを利用することです。
痒みを発症したら、温かい缶コーヒーやカイロを痒い部分に
当てるのです。
これでかゆみはだいぶ治まります。
でもチャドクガ発生時期には、温かい缶飲料は販売されてないかもしれないですね。
温かい缶飲料の代わりに、カップに温かくした飲み物(50℃以上)を入れて、
そのカップを患部に当てるといいでしょう。
またカイロは冬が過ぎても予備を置いておきたいですね。
・チャドクガに刺されて出た症状に効く薬
何よりも痒みを抑える薬が必要ですね。
上記でお伝えしました応急処置である程度、痒みは治まりますが
お風呂に入ったり患部を触ったりすると痒みをぶり返すことがあります。
平日なら皮膚科を受診するといいですが
休日だと病院も閉まっています。
もし、皮膚科の受診が無理な場合はとりあえず市販の薬を
使っておきましょう。
虫刺されの痒み用の薬で一般的なのが「ムヒ」ですが、チャドクガの場合は
ムヒでは効きません。
抗ヒスタミンの内服薬やステロイド軟膏がいいでしょう。
抗ヒスタミンの内服薬の一例
【第2類医薬品】アレルギール錠(110錠)【アレルギール】
|
ステロイド軟膏の一例
▼200円OFFクーポン配布中!▼【第(2)類医薬品】【ゆうメール便!送料80円】フルコートF軟膏 5g
|
休日明けには皮膚科を受診して下さい。
完治までの期間
早い人で1週間、長い人で3ヵ月~6か月かかる人もあります。
一度チャドクガの毒針毛に触れて症状が出たら、体内に抗体ができて
次回触れたり、さらにその次もとなると、症状が重症化する傾向があって
完治まで時間がかかるようになります。
・まとめ
チャドクガの毒針毛に触れたらすぐに症状が出るわけではなく
2~4時間後に痒みのある皮膚炎を発症します。
まずは皮膚に付いた毒針毛をガムテープで除去しましょう。
痒みは応急処置や市販薬である程度は抑えることができますが
最終的には皮膚科の受診をお勧めします。
一度、チャドクガの被害を受けたら体内に抗体ができて
再び被害を受けると重症化しやすくなりますので注意が必要です。