女性特有の月経前症候群(PMS)は男性や周囲の人には
なかなか理解してもらえないことが多いものです。
同じような経験がなければ、わからないかもしれません。
どういう状態を月経前症候群と言うのか、女性自身も
男性も知っておく必要があります。
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・月経前症候群(PMS)の症状とは?
多くの女性が月経前症候群(PMS)で悩まされています。
月経前症候群は英語でpremenstrual syndromeと言い、その略でPMSとも呼ばれます。
その症状には、 身体的な症状と精神的なもの があります。
その例をご紹介します。
身体的な症状
・むくみ
・腰痛
・吐き気
・頭痛
・下腹部の痛み
・便秘
・めまい
精神的な症状
・何も理由がないのに憂鬱になる
・月経前になるとイライラする
・何事にも集中ができなくなる
・不眠
などが挙げられます。
特に月経前にイライラして、パートナーや周囲に当たり散らすという
場合が多いです。
しかし、身体的な症状でも精神的なものでも生理が始まると
今までの症状が嘘のように治るのが大きな特徴です。
うつ病や更年期障害とは違うのがわかります。
原因は不明ですが、排卵後に多く分泌される黄体ホルモンの
影響ではないかと言われています。
他にもビタミンやミネラルの不足が原因になっているのではと
言われています。
・どんな対処をしたらいいのか
まず普通の体調不良なのか月経前症候群なのか見極めるために
基礎体温をつけておくことが大切 です。
体調が悪い、あるいはイライラするなどの症状が月経が始まったら
治まるならPMSと判断できます。
月経前症候群(PMS)の場合の対処法をお伝えします。
・夜はなるべく23時までには寝る(ホルモンは就寝後2~3時間後に分泌)
・甘いもの、ジュース類、コーヒー、ファーストフード、アルコール類は
極力避ける(ミネラル不足になりがち)
・タンパク質はまとめて摂らずに、毎食食べる。
・白米より胚芽米や雑穀を食べる。
・空腹になるとイライラ感や体調が悪くなる時は、良タンパク質である
卵、牛乳、チーズ、ナッツ類がおススメです。
他には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方がPMSで悩む女性に
高評価です。
自己対処をしても治まらなければ、婦人科を受診しましょう。
・月経前症候群(PMS)を男性に理解してもらうには?
女性にとって辛い月経前症候群は男性から見れば、甘えてるとか怠けていると
思われることも少なくありません。
特に結婚している女性なら、夫に理解してもらえないのは
相当なストレスになるものです。
夫や彼氏に理解してもらうには、まず 女性自身が(PMS)について
よく知っておくべき ですね。
そしてパートナーの男性には事前に、月経前になったら体調が悪くなったり
精神的に不安定になるということを伝えておきましょう。
それでも理解されない場合は、一緒に婦人科に付き添ってもらい
医師から説明してもらうのがベストです。
めげずに頑張ってみましょう。
・最後に
月経前症候群かどうかを判断するためには
毎日基礎体温をつける ことをお勧めします。
排卵後から月経前に体調不良やイライラなどの症状がでて
月経が始まると治ったり、軽くなるようでしたら
月経前症候群と判定して間違いありません。
パートナーの男性に理解してもらうには、女性自身がPMSについて
よく知っておき事前に話しておくのが望ましいですね。
それでも理解してもらえないなら、婦人科へ付き添ってもらって
医師から事実を説明してもらって下さい。