鼻やくしゃみ、咳などの症状がある風邪は普通なら
1週間以内に治まるものですが
なかなか治らないとなれば、何か原因があったり
別の病気が隠れているのかもしれません。
風邪のような症状が1か月も続けば、明らかに
おかしいですよね。
風邪がなかなか治らない原因とは何か、他の病気で
あれば何なのか、そして対策についてまとめました。
目次 (クリックできます!)
・風邪がなかなか治らないのはなぜ?
風邪は90%以上がウィルス性で通常なら治るまで2,3日~1週間ほどです。
しかし、1週間以上経ってもまだ風邪が治らないという場合は
細菌性の風邪の可能性が大きいです。
細菌性とは、溶連菌・マイコプラズマ・肺炎球菌などです。
これらは病院で処方される抗生物質が必要になってきます。
細菌によるものだけでなく、免疫力が低下しているときも
風邪がなかなか治らないことがあります。
免疫力の低下は、睡眠不足・ストレス・栄養バランスが悪い・
加齢によるものが原因になっています。
1週間以上経っても風邪が治らなければ、医療機関への
受診をしてみることです。
・咳が止まらないのは他の病気が考えられる?
鼻水や痰、咳が長引くこともあるかと思います。
中でも”咳がなかなか止まらない”というケースが多いですね。
咳が止まらない場合、他の病気が潜んでいる可能性があります。
例えば、喘息・花粉症・肺炎・結核などが考えられます。
もし薬を飲んでいるのに効かない、毎年同じ時期に咳が止まりにくい、
アレルギーがある、夜寝る前や早朝に咳がひどくなるようでしたら
迷わずに医師に相談する必要があります。
放置しておくと、重症化することがありますので十分な注意が
必要です。
・対策
風邪がなかなか治らないとき、受診することはもちろん大切ですが
自身でもできる対策方法を見ていきましょう。
十分な睡眠をとる
免疫力をアップするには睡眠をしっかりととることが
基本です。
睡眠によって自律神経を正常に保ちます。
食生活を見直す
栄養が偏ると風邪に限らず、病気を悪化させます。
ビタミン類、タンパク質、ミネラルを十分に摂りましょう。
<ビタミンA>
うなぎ、レバー、チーズ、しらす、緑黄色野菜など
<ビタミンC>
ピーマン、きゃべつ、トマト、ブロッコリー、柑橘類など
<ビタミンB1>
豚肉、豆類、うなぎ、シイタケ、芋類など
<ビタミンB2>
レバー、アーモンド、豆類、チーズ、焼き海苔など
<タンパク質>
豆腐、卵、肉、落花生、抹茶など
<ミネラル>
牡蠣、大豆、レバー、牛乳、里芋など
体を温める
体温を上げることで免疫力がアップ、体内のウイルスや細菌の
活動が低下します。
入浴の時にぬるま湯で体を温め、温かい格好で就寝しましょう。
また冷たい食べ物や飲み物は控えめにしましょう。
・まとめ
通常の風邪なら、1週間以内に治まるのが普通ですが
それ以上長引くなら他の病気を疑いましょう。
放置しておくと重症化することがありますので
受診することをお勧めします。
それだけでなく生活を見直し、バランスの摂れた食生活、体を温めることも
必要不可欠です。