山芋とは、ほとんどの人が馴染みのある「とろろ」で
食べることが多いですね。
山芋を調理したり食べたりすると、皮膚が痒くなるのは
知られています。
しかし、皮膚の痒み以外に胃腸へも山芋アレルギーの
影響はあるのでしょうか。
山芋アレルギーと胃腸の関係についてお伝えしていきます。
目次 (クリックできます!)
・山芋アレルギーで腹痛の症状がある?
山芋は擦って、山かけ丼やとろろうどんで食べることが多いですね。
山芋って擦るときに直接触れるので手が痒くなるのは
知っている人は多いと思います。
私は今まで山芋でアレルギーが出ることはありませんでした。
しかし、ある時に「とろろうどん」を食べて少ししたら
腹痛がしてきました。
そこでいろいろと調べていると、腹痛も山芋アレルギーで
あることがわかりました。
山芋アレルギーの原因
山芋に含まれる「アセチルコリン」という成分が腹痛、嘔吐、胃痛などの
消化器官にアレルギーを発症させます。
このアセチルコリンは、体内の免疫機能とは別で
直接作用する仮性アレルゲンなのです。
仮性アレルゲンによるものはアレルギー検査をしても
反応が出ません。
山芋アレルギーの症状には、腹痛などの消化器官に出る症状の他、
皮膚に出る症状、呼吸器官に出る症状があります。
山芋で皮膚が痒くなるのは、「シュウ酸カルシウム」という成分が
作用するからです。
この「シュウ酸カルシウム」は針状結晶になっていて
この結晶が皮膚に触れることによって痒みを引き起こします。
それに対して「アセチルコリン」は腹痛・胃痛などの消化器官の症状と
呼吸器官の症状を引き起こします。
・山芋アレルギーで腹痛を即効で抑えるには(体験談)
私自身が山芋アレルギーで腹痛を起こした時に即効で痛みが治まった方法を
ご紹介します。
あるショッピングセンターのフードコーナーで「とろろうどん」を
食べた時のことでした。
食べ終わって30分ほどしたら、今までにないような腹痛が
起こりました。
トイレに行っても治まらず、何とか自宅に戻りました。
しかし、まだ腹痛は治まりませんでした。
そこで普段飲んでいる温かいココアを飲んでみたところ、
なんとその腹痛がぴったりと治まったのです。
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たまたま私はココアを飲むことで回復しましたが
誰にでも効く保証はありません。
どうしても腹痛が治らなければ、受診されることを
お勧めします。
内科でもいいですが、できれば消化器科のある医院を
受診された方がいいでしょう。
・山芋アレルギーを予防
たいていの場合は山芋を生のまま、擦ったりすることは多いと思いますが
加熱することによってアレルギーの原因となる「アセチルコリン」や
「シュー酸カルシウム」は弱くなります。
加熱してから調理すれば、皮膚の痒みや消化器官の症状や
呼吸器官の症状を防ぐことができます。
シュウ酸カルシウムは酢に弱いので、酢につけながら
皮をむけば痒みは防げます。
もし、山芋の皮をむいたりしていて手が痒くなったら
酢水に痒い部分をつけると、痒みは治まります。
それでも痒みが治らなかったら皮膚科の受診を
お勧めします。
・まとめ
山芋は、皮膚の痒みをはじめ
胃腸の症状や呼吸が苦しくなるといったアレルギー症状を
引き起こします。
もちろんすべての人がアレルギーを起こすわけでは
ありませんが、症状が出ないように予防対策を
することを心掛けておくべきです。
山芋を調理する前に湯がくなどして、加熱しておくことが
有効です。