水虫といえば一般的には足の指の間にできるものと
思いがちですが、爪にも水虫が存在します。
爪の色が変色していたり、分厚くなっていると
それは爪水虫かもしれません。
爪水虫には、痒いなどの自覚症状がないので
見落とす場合が多いようです。
あなたは大丈夫ですか?
爪水虫の原因や対策方法をご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・爪水虫の原因
爪水虫は爪白癬とも言われ、爪に水虫の原因菌である白癬菌が
繁殖して起こります。
主に足の爪になる場合が多いですが、手の爪が水虫になることもあります。
爪白癬(爪水虫)は痒みがないのが特徴で、爪全体が白っぽくなって濁ったり
分厚くなっていると水虫の可能性が高いです。
●原因は?
水虫の原因である白癬菌 とは、カビの一種で爪の成分であるケラチンを主食に繁殖します。
また高温多湿の環境でも繁殖します。
毎日同じ靴を履いていると蒸れて高温多湿の状態になって白癬菌が
増殖します。
特に冬はブーツの方が蒸れやすく白癬菌の繁殖を促進させます。
病院や公共の場などで履くスリッパや床を裸足で歩いたりと、
白癬菌の付いたところから感染する場合も多いです。
つまりその白癬菌が爪に入り込んで爪水虫を発症させるのです。
・爪水虫は人にうつるの?
家族の誰かが爪水虫であると、他の家族にうつる
可能性は高いです。
水虫は爪であろうと感染します。
家族に爪水虫の人がいると、床やバスマットなどには白癬菌が
ついているので他の人にうつる可能性は大ということになります。
公共の場などで履くスリッパも誰が履いたかわからないし
白癬菌がついている可能性が高いので危険です。
しかし、 爪水虫の人の靴下を他の家族の衣類と一緒に洗濯をしても
うつる心配はありません。
洗濯洗剤の影響で白癬菌は死滅します。
・対策、治療
爪水虫に感染しないためには対策が必要です。
またすでになってしまえば、自然に治ることはありませんので
治療が必要です。
対策方法と治療についてご紹介します。
●対策は?
靴は2~3足は必要で毎日交換しながら履くと、蒸れにくく
白癬菌の繁殖予防になります。
履いた靴は陰干しすることをおすすめします。
夏は通気性のいいサンダルを履くといいです。
ソックスも通気性のいいものにしましょう。
足は毎日石鹸で指の間まできれいに洗いましょう。
洗った後の足はタオルでよく拭き取り乾燥させましょう。
湿気ていると、白癬菌は繁殖します。
足を洗う時は軽石の使用は止めましょう。
軽石で足に傷がつくと、そこから感染しやすくなります。
温泉やプールに行った時も足をきれいに洗いましょう。
公共の場から感染することがあります。
出先で共用の床を歩いたりトイレなどのスリッパを利用する場合は
それ専用の靴下をカバンに用意しておくのが好ましいです。
●すでに爪水虫になった場合の治療は?
爪水虫になってしまうと 自然治癒は無理です。
最近では市販で爪水虫用の浸透力特化型のジェルが登場しました。
↓ ↓ ↓ ↓
皮膚科を受診すると爪水虫には飲み薬が処方されます。
この飲み薬はキツくて副作用が出ることもありますので
事前に血液を採取して内臓の検査をすることが多いです。
飲み方もずっと続けてではなく、何週間か飲んだらしばらく休んで
また一定期間服用するのが一般的です。
飲み方は医師の指示に従いましょう。
・まとめ
爪水虫は感染力が強く、人と共用するスリッパや
床を歩くことで発症することが多い病気です。
また靴を長時間履くことで靴の中が蒸れて発症することも
あります。
爪水虫にならないためにも足は毎日石鹸で指の間まで
きれいに洗いましょう。
もし発症したら自然に完治することはないので、市販のジェルなどを使うか
皮膚科を受診しましょう。