近火見舞いにお酒をすることがありますが
なぜなのでしょうか。
何のためにするのか理解し難いですね。
近火見舞いとはどういう状態のときにするのか、
お酒以外のものでもいいのかと思いますね。
近火見舞いについて詳しく見ていくことに
します。
目次 (クリックできます!)
・近火見舞いにお酒がいいのはなぜ?
近火見舞い(きんかみまい)とは、近所で火事があったけど被害がなかった家に
「大変でしたね」という意味合いでするお見舞いのことを言います。
地域にもよりますが、近火見舞いでお酒(日本酒)をすることが
あります。
『お酒は水もの』なので、『早く火が消えて欲しい』という願いを込めて
するものです。
お酒に限らず、水ものなら他のものでもよさそうに思いますが
やはりお酒なら体裁がいいからと言われています。
またお酒には『火事の厄払い』の意味もあります。
近火見舞いにするお酒の本数は2本が相場です。
こちらも合わせてご覧下さい。
近火見舞いはいつまでにすればいい?
近火見舞いは直接の被害がなかった家にするものですから、
できるだけ早い方がいいでしょう。
近所で火事のあった当日か、遅くとも2~3日中にするといいでしょう。
火元となった家にお見舞いをするなら、現場検証なんかでしばらくは
取り込んでいるので数日経ってからするのが普通です。
・のしはどうする?
お酒2本ならヒモで縛って、「近火御見舞い」もしくは
「御見舞い」とします。
「火災見舞い」とするのは、直接の火元となった家に
する場合です。
近所で火事があったけど、被害がなかった家には「近火見舞い」で
いいでしょう。
・近火見舞いにお酒以外なら何がいい?
地域の風習によっては、近火見舞いでお酒をしない
ところもあります。
お酒以外なら、やはり現金が最適です。
近火見舞いの相場
直接の火元ではなく、被害も免れた場合ですので
3000円~5000円まででいいでしょう。
現金での場合、郵便番号枠の印字されていない白い封筒に入れ
のしや水引は不要です。
封筒の表書きは「近火御見舞い」あるいは「御見舞い」とします。
【関連記事】
・ 近火見舞いの金額の相場、封筒とのしについて、どこまでする?
・まとめ
「近火見舞い」とは、近所で火事があったけど
何も被害のなかった家に「早く火が消えることを願う」「火事の厄払い」の
意味でするものです。
近火見舞いで一般的なのがお酒ですが、
地域によっても違いはあります。
わからない時は年配の方に聞いてみるといいと思います。
現金でする地域もあります。
近火見舞いをする場合は火事のあった当日か、遅くとも2~3日以内に
するものです。