もし自分が台風、地震、水害、火事などの災害に遭った場合は
友人・知人、職場の人、親戚などから災害見舞いを頂くことが
あるかと思います。
災害後しばらくすれば、頂いたお見舞いのお返しってどうしたら
いいんだろうと思うかもしれません。
自分が災害見舞いを頂いた時の対処はどうすればいいのかを
お伝えします。
いざという時のために知っておくと役立ちます。
目次 (クリックできます!)
・災害見舞いを頂いたらお返しはするべき?
災害っていつ起こるかわからないものです。
自分だって台風や地震、水害、火事などに遭遇することがあるかもしれません。
そういう時は知人や親類などから災害見舞いを頂く機会が出てきます。
お返しはするべきなのか迷うことがあるかもしれませんね。
病気やケガの時は、「快気祝い」としてお返しをするのがマナーですが
災害見舞いの時は基本的にお返しは不要です。
まず生活を立て直すことが最優先なので、相手の心遣いを受け止めましょう。
災害後落ち着いたらお見舞いを下さった方にお礼を伝えましょう。
しかし、友人や親類、隣人などこれからも会う機会が多く
どうしても何かお返しをしたいと思ったらしても構いません。
菓子折りなど心ばかりの軽いものでOKです。
また台風や火事などで自宅を建て直した場合は、お見舞を下さった方々を
自宅に招待して軽食でもてなすのもいいでしょう。
気をつけないといけないのが現金などの金品で返すのはNGということです。
お見舞で頂いたお金が不要だったという意味になってしまいます。
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・のしはどうしたらいいの?
災害見舞いのお返しは基本的には不要ということですが
どうしても何かしたいと思うこともありますよね。
お返しをする場合、のしの表書きは『御礼』または『御見舞御礼』とします。
下に姓名を入れて結び切りになったのを使います。
結び目が硬くなっていて簡単にほどけないことから、災害は
二度と起こってはならないという意味で結び切りにします。
・被害がなかった場合のお返しはどうする?
自宅近くで火事の場合で直接的な被害がなかったなら
『近火見舞御礼』として、ちょっとした品でします。
昔は酒一升などと言われたことがあり、お酒が好きな家庭ならOKです。
お酒以外だと、お菓子などの食品か石鹸などの日用品にしても構いません。
その場合は、結びきりののし紙で表書きは『寸志』または『薄謝』にします。
火事以外の災害で被害のなかった場合もお返しをするなら
粗品程度で十分です。
・まとめ
火事や台風などの災害に遭ってお見舞いを頂いても
基本的に お返しは不要 です。
これまでお世話になった方など、どうしても何かお返しを
するなら軽い品で結び切りの熨斗紙で『御見舞御礼』とします。
お返しで気を付けたいのが現金など金品でするのはお見舞いを
下さった方に失礼になるので絶対に避けましょう。
御見舞金が不要だったのかと誤解を招くことがあります。
また近火などで直接的な被害がなくお見舞いを頂いた場合は
粗品程度のお返しで構いません。
お返しをするしないにかかわらず、お見舞を頂いたら
落ち着いた頃に必ず御礼状を出すか、電話でお礼を伝えましょう。