火事見舞いにお酒をすることもあるかと思います。
お酒で火事のお見舞いをするなら銘柄とか本数、のしはどうしたらいいのかって戸惑いませんか。
火事見舞いをお酒でするときに知っておくべき銘柄や本数、のしの書き方についてお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・火事見舞いにするお酒の銘柄は何がいい?
火事見舞いにするお酒の銘柄は特に決まりはなく、何でも構いません。
ですが、注意したいのがお祝い事で使うようなお酒は避けます。
例えば、大吟醸酒とか金箔入りお酒はNGです。
●大吟醸酒(だいぎんじょうしゅ)
原料のお米を50%以上も削って、お米の中心部分だけを使って造られたお酒です。
香りや味わいも良く、値段も高額なものが多く、普段に飲むお酒というより特別なお祝い事の時に飲むという印象があります。
お祝いとしての贈り物用です。
金箔がキラキラとお酒の中で舞い、華やかな感じなので火事見舞いには不向きです。
火事見舞いになぜお酒をするのか
最近は昔に比べて火事見舞いにお酒をすることは少なくなりましたが、やはりお酒でお見舞いをする人もいます。
昔から火事見舞いには、より早くの鎮火を願うという意味で「水もの」を贈るといいとされていました。
お酒は確かに水もの、別にお酒でなくても他の水ものでもいいのではと思われますが、お酒には「厄払いをする」という意味があるんですね。
そのために火事見舞いには「鎮火」と「厄払い」の意味を込めて、お酒をするようになったのです。
お酒は火事のお見舞いだけでなく、消火活動をしてもらった消防団の方にお礼でする地域もあります。
↓こちらも合わせてご覧下さい。
・火事見舞いのお酒は何本持って行くのか
火事見舞いをお酒でするなら何本持って行ったらいいのか、悩みますよね。
お酒の本数は1~3本が妥当です。
決まりはないですが、2本が一般的です。
・火事見舞いでお酒をする場合の、のしの書き方
まず火事見舞いにのしや水引は不要です。
水引は熨斗紙につけられる紅白や黒白などの帯紐のことを言います。
火事見舞いでお酒をする場合は、白無地の紙(奉書紙など)に「火事見舞」または「御見舞」と書きます。
その下に自分の名前を書きます。
その白無地の紙をお酒に巻くだけでOKです。
・まとめ
火事見舞いにするお酒の銘柄に決まりはありませんが、お祝い事を連想させるようなのはNGです。
持って行く本数は2本が一般的です。
火事見舞いにのしや水引は不要です。
白い紙に「火事見舞」あるいは「御見舞」と書き、その下に自分の名前を書きます。
火事見舞いは簡素にするのがマナーになります。
今時火事見舞いにお酒をする人は少なくなってきていますが、地域や風習によってはお酒でするところもありますので、この記事が参考になれば幸いです。