手足口病は主に夏に流行る感染症ですが
どうやってうつるのでしょうか。
もし、手足口病になったら病院へ行く必要は
あるのでしょうか。
感染経路や手足口病になった時の対処法について
まとめました。
目次 (クリックできます!)
・手足口病はどうやってうつるの?
手足口病は普段の日常生活の中で空気感染もするので、
特別な感染症ではありません。
感染経路は、飛沫感染・接触感染・汚物感染の3つです。
・飛沫感染
手足口病に感染している人が咳やくしゃみをすることで
ウィルスが飛び散り、口や鼻からウィルスが侵入します。
また喋った時に感染した人の唾液が飛んで感染します。
・接触感染
タオルを共用したり、ドアノブを触った手で口や鼻を
触ると感染します。
発疹が潰れて液が出て、その液に触れることでも感染します。
・汚物感染
赤ちゃんのおむつ交換時にその手で口や鼻を触ると
汚物に含まれたウィルスがうつります。
このように日常生活の中で感染することは十分にあるのです。
手洗いとうがいはしっかりとしたいものです。
手を洗う前に口や鼻を触ることも避けましょう。
・手足口病になっても病院へ行かなくても大丈夫?
手足口病は基本的には自然治癒するのを待つしかありません。
手足口病の特効薬というのはなく、受診しても
風邪と同じような対処法になります。
しかし、高熱が出たり発疹が手・足・口以外の部分にも
広がってきたという場合は病院を受診して下さい。
内科を受診するのがいいでしょう。
また食欲不振、口内炎で飲食がしにくい場合も
受診して点滴を受ける必要があります。
そうでないと、脱水状態になる危険があります。
発疹の痒みが激しかったり、頭痛のときも
受診すれば、かゆみ止め軟膏や鎮痛剤を処方して
くれます。
症状が軽くて、飲食も通常通りできるなら受診しなくても
大丈夫です。
手足口病は、インフルエンザのように学校や職場が出席停止に
なることもありません。
手足口病かどうか自分でも判断が付きにくい場合は
病院へ行くことをお勧めします。
・手足口病は大人から大人へもうつるの?
手足口病は9割以上が5歳以下の子供の感染症と言われていますが
実は大人もなるんです。
大人が手足口病にかかるきっかけは子供のいる家庭で
感染した子供からうつることが多いのですが
大人から大人へと感染することもあるんです。
ちなみに大人が感染するのは0.6%と言われています。
例えば、夫婦のどちらかが感染して、同居している家族(配偶者や親)へ
うつるパターンです。
職場でも大人同士でうつることは珍しくありません。
コップの共用やウィルスの付いた書類から感染します。
また多数の人が触れるドアノブからもウィルスが感染します。
手足口病に感染した人がくしゃみや咳をすることによって
ウィルスが飛び散ったり、話をするときも唾液が飛んで
感染することがあります。
特に疲労やストレスが溜まっていたり、十分な栄養が摂れて
いないなどの状況だと、免疫力が弱っているので
手足口病にも感染しやすくなります。
大人の感染経路は「接触感染」「飛沫感染」が
ほとんどです。
手足口病が流行する6月~9月頃は、手洗いとうがいの徹底や
マスクの着用をお勧めします。
・まとめ
手足口病は主に子供がなる感染症ですが
大人も子供から、あるいは大人同士でうつることが
ありますので油断はできません。
感染を防ぐには、日頃から免疫力を高めておくことが大切です。
手足口病の流行時は手洗いとうがいの徹底はもちろん
マスクも大いに着用したいものです。
症状が軽めで普通に飲食ができる状態なら
病院へ行かなくても大丈夫でしょう。
やはり少しでもおかしいと思えば、受診をお勧めします。