手足口病も夏風邪の一種で感染病です。
インフルエンザのように潜伏期間があって
その後発症します。
潜伏期間はまだ発症しないので、手足口病に
感染しているかどうかわからないですね。
もし知らないうちに感染して潜伏期間でも
人にうつるのでしょうか。
また、感染するのはいつからいつまでなのでしょうか。
手足口病が人に感染する期間や予防について
お伝えしていきます。
目次 (クリックできます!)
・手足口病は潜伏期間でもうつる?
潜伏期間というのはウィルスに感染しているけど
症状が出ていない状態を言います。
手足口病の潜伏期間は個人差はあるものの、通常は
3~6日といわれています。
潜伏期間と言えども手足口病は感染力が強いので
症状が出ていない潜伏期間中でも人にうつしてしまう
可能性はあります。
やはり最も感染しやすいのは症状が出てからです。
特に小さい子供なら、幼稚園や保育所など集団生活を
する中で感染することがほとんどです。
そして子供が感染すれば、家族にも(大人でも)感染
しやすくなります。
感染経路
飛沫感染、接触感染、汚物感染があります。
・飛沫感染
手足口病に感染した人が咳やくしゃみをすることで
ウィルスが飛び散ります。
また、話をするときに唾液が飛んで周囲の人に
感染することがあります。
・接触感染
タオルや食器などの共用、ドアノブを触った手で
鼻や口を触ると感染することがあります。
・汚物感染
これは大人が感染する場合で、手足口病に感染した赤ちゃんの
おむつ交換をした手で口や鼻を触って感染することがあります。
汚物にもウィルスが含まれています。
飛沫感染と接触感染は子供も大人も共通しますが
汚物感染は赤ちゃんのおむつ交換をするママやパパが
感染しやすくなります。
・手足口病が感染する期間はいつからいつまで?
潜伏期間が3~6日、発症すれば症状が治まるまでは約1週間かかります。
症状のひとつである手足の発疹からも感染することが
あります。
発疹には痒みがあり、掻きむしって出た汁を他の人が
触れたりすると感染します。
症状が出ている間は唾液や鼻水にウィルスを含んでいます。
熱が下がるのに2~3日、発疹が治まるのに3~4日、
その他の症状が治まるのに1週間ほどかかります。
このことから考えると、潜伏期間から症状が治まるまで
約2週間ほどですね。
ということは、潜伏期間から症状快復までの約2週間は
人に感染しやすいということです。
ただ赤ちゃんがいて、おむつ交換をするママやパパの場合は
この2週間よりもあと1か月ほどは感染しやすくなります。
赤ちゃんの唾液や鼻水にウィルスはなくなっても
症状が出てから1か月ほどは便にはウィルスが残るからです。
・手足口病に感染するのを予防するには
手足口病にはワクチンも予防薬もありません。
手洗いとうがいを徹底させることが基本です。
身近に手足口病に感染の疑いがある人がいる場合は
マスクの着用をお勧めします。
免疫力が低下していると感染しやすくなりますので
普段から規則正しい生活を心掛けて、ストレスを
溜めないようにすることが大切です。
また、赤ちゃんのおむつ交換時は使い捨て手袋を
使用したり、処理後は手洗いをしっかりとして下さい。
・まとめ
手足口病が感染しやすいのは発症してからですが
潜伏期間中でも感染の可能性がありますので油断はできません。
感染を防ぐには、ある程度セルフコントロールすることが
可能ですので意識が必要です。
手足口病は子供だけでなく、子供から大人へも感染
しますので注意して下さいね。