ジカ熱、最近ブラジルで流行しているとかで注目されていますね。
特に今年(2016年)はブラジルでのオリンピックが予定されており、
日本国内でも流行しないか懸念する声があります。
ジカ熱の症状ってどういうふうになるのか、潜伏期間はどれぐらいか
日本で流行する可能性はあるのか。
ジカ熱について詳しくお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・ジカ熱の症状と潜伏期間
2月1日に世界保健機関(WHO)がブラジルを中心とした中南米で
ジカ熱に関して緊急宣言をしました。
ブラジル以外にも中米のプエルトリコ、アフリカ、東南アジア、ハワイでも感染者が
確認されています。
ハワイではなんと新生児が感染しました。
北米にも感染の警鐘が。
ジカ熱とは、以前日本でも話題になったデング熱と一緒で 蚊から感染する
のが特徴です。
主にジカウィルスを持った蚊から感染します。
ジカ熱に感染して発症すると、微熱・頭痛・関節痛・倦怠感などが生じます。
それほど重症化するわけでもなく軽症で1週間ほどで回復する場合がほとんどです。
潜伏期間は3日~12日で、ジカウィルスに感染しても発症しない人もいます。
必ずしも発症するわけではありません。
本人は感染に気付かず自然治癒している場合もあります。
しかし、妊娠初期の女性がジカウィルスに感染して発症すると、生まれてくる
赤ちゃんが脳の発達に障害になる小頭症になって発育障害になると言われています。
妊婦さんは要注意ですね。
小頭症とは脳が極端に小さく(頭が異様に小さい)、発作・知的障害・食欲不振・けいれん・
甲高い泣き声などの症状が出ます。
・ジカ熱は日本で流行する危険性は?
ジカウィルスを持つ蚊は熱帯地域に生息しています。
しかし、日本でも感染の可能性はあるんです。
ヒトスジシマカという蚊は日本にも生息していて、ジカ熱の感染症を
媒介します。
ヒトスジシマカは一般的に「ヤブカ」と呼ばれる蚊で日本国内では5月~11月ぐらいに
公園とかどこにでもいます。
まだ日本国内では感染者の確認はされていませんが、感染の危険性はあると
いうことです。
また今年(2016年)はブラジルでオリンピックが開催され、多くの日本人が
訪れることと予想されます。
現地でジカウィルスを持った蚊にさされた人が日本に帰国、その人の血を吸った
蚊がまた他人をさすことによって、だんだん広がってジカ熱が日本国内でも
流行する可能性は否定できません。
ブラジルが日本から遠く離れているからと油断はできないですね。
予防するには?
現在ではジカ熱のワクチンはありません。
ジカ熱の流行する地域には行かないのがいいですが、オリンピックの開催も
あるのでどうしても現地を訪れる人が出てくるでしょう。
蚊にさされないように対策をすることが大切です。
サンダルは避け、長袖・長ズボンの着用を徹底する・公園や雑木林に行かない
虫よけスプレーを使用する。
これぐらいの対策が必要です。
日本国内でも特に夏は同じです。
特に妊婦さんは注意が必要です。
・まとめ
ジカ熱はブラジルを中心に流行しています。
ジカ熱を発症すると、微熱・頭痛・関節痛などの体調不良が生じます。
しかし、ジカウィルスに感染しても全員が発症するわけではありません。
中には自分でも気づかないまま発症して自然治癒する場合もあります。
ジカ熱のワクチンはなく、蚊にさされないように工夫することが
最善の予防になります。