暑い時期に心配になるのが熱中症、同じように行動していても
熱中症になる人とならない人がいます。
なぜそのような違いが出てくるのでしょうか。
暑い時に体調が悪くなってきたら、まず熱中症を疑いますが
どこで判断したらいいのかが分かりずらいかもしれません。
熱中症になりやすい人とはどんなタイプの人なのか、また
どうやって判断したらいいのかと対策方法をまとめました。
目次 (クリックできます!)
・熱中症になりやすい人とは?
暑い日だと熱中症を警戒しますが、なる人とならない人っていますよね。
熱中症になりやすい人の特徴についてまとめてみました。
・高齢者
65才以上の高齢者が熱中症になりやすいと言われています。
全体の4割ぐらいを占めます。
暑さや汗に対して感覚が鈍っているのです。
体温調整機能や発汗機能が低下するからです。
・乳幼児・子供
赤ちゃんや幼児、小学生ぐらいの子どもは体温調節がうまく
できません。
暑い日だと体温が上がって熱中症になりやすくなります。
・運動不足や室内にいることの多い人
汗をかくことが少ない人ですね。
日頃から暑さに慣れていないので体温調節のコントロールが
できず体内に熱がこもりやすいので熱中症になりやすいです。
・肥満気味の人
肥満だと皮下脂肪が厚くなっており、体内に熱がこもりやすいです。
このため、体温が上がって熱中症を起こしやすいです。
・糖尿など持病のある人
体温調節や発汗調節がうまくできず、脱水状態になりやすいので
熱中症にもなりやすくなります。
・体調不良や生活習慣が乱れている人
体調が悪く下痢や発熱があると、脱水状態になりやすいです。
また睡眠不足、朝食抜きの人は抵抗力も低下しており、熱中症を
起こしやすくなります。
・熱中症かどうか判断する方法
炎天下にいたりなどで気分が悪くなった、あるいは気分の悪そうな人がいたらまず熱中症を疑いましょう。
熱中症は重症化すると死に至ることもあるので注意しましょう。
熱中症だと判断するポイントを挙げてみます。
・顔が赤い
・頭痛、めまい、立ちくらみがする
(汗が大量に出て脱水状態になっており、脳への血流が悪くなっている)
・体が熱っぽい
・体がだるい
・呼吸が荒い
・けいれんがする
・吐き気がする
これらの症状があったら熱中症を疑いましょう。
症状にも軽度・中度・重度があります。
<軽度> 立ちくらみ、大量の汗、筋肉通
<中度> 吐き気、頭痛、倦怠感
<重度> 意識がない、けいれん
熱中症の対処はどうしたらいい?
・まず涼しい場所へ移動します。
日陰や風通しの良い場所、室内ならエアコンを入れましょう。
・服を緩める
胸元を緩めたり、ベルトをはずして風通しを良くします。
・水分を摂る
水やお茶でなく、塩分を含んだスポーツドリンクや経口補水液を飲みます。
・体温を下げる
太い血管が通っている首筋、脇の下を冷やします。
保冷剤やペットボトル飲料をあてて冷やします。
もし、保冷剤などが無かったら水をかけます。
上記のようなことをしても回復しない場合や中度以上の症状の時は
医師の診察を受けます。
熱中症の時にやってはいけないことは?
解熱剤は使わないことです。
解熱剤は、ウイルスや菌の感染で脳の体温設定温度が異常に上がったのを正常に
下げるためのものです。
これは汗をかくことによって体温を下げます。
お茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料は避けましょう。
利尿作用があって体内の水分が失われます。
・対策
規則正しい生活習慣をするのが基本です。
1日に3食はきちんと摂ることです。
特に豚肉やレバーがお勧めです。
暴飲暴食はNGです。
早寝早起きを心掛け、ウォーキングなど運動を普段からして汗をかく機会を
増やします。
たとえ喉が渇いていなくても適度に水分補給が必要です。
外出の際は帽子や日傘を利用しながら、なるべく日陰を歩くように
します。
・まとめ
熱中症は日頃の対策をすることで防ぐことは
できます。
規則正しい生活をするのはもちろん、普段から運動するなりして
汗をかく習慣をつけておくことが大切です。
喉の渇きを感じなくてもこまめに水分補給も忘れないようにしましょう。
暑いからと冷房を入れた室内で1日中過ごすのは控えたいものですね。
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