そろそろ花粉症の季節になってきました。
毎年花粉症になる人もいれば、全くならない人も
いますね。
花粉症はアレルギーの一種です。
アレルギーのない人でも花粉症になることはあるのでしょうか。
また花粉症と風邪の症状は似ていますが見分けはつきますか。
アレルギーのない人でも花粉症を発症することはあるのか、
風邪との見分け方と予防策をまとめました。
気になる人はぜひチェックして下さい。
目次 (クリックできます!)
・花粉症は突然なることがあるの?
花粉が飛ぶ頃になると鼻水や咳、目の痒みなどの
花粉症に悩む人は多いでしょう。
自分は今までに花粉症になったことはないし、アレルギーもないので
大丈夫と思っていませんか?
しかし、これまで花粉症とは全く縁のなかった人やアレルギー性体質で
ない人でも 突然花粉症になることがある のです。
誰でもアレルギー症状が出ることはあるということです。
花粉症になる過程は
体内にアレルゲンである花粉(抗原)が侵入
↓
花粉に対する抗体(IgE抗体)が作られる
(まだこの段階では発症しません)
↓
毎年花粉が体内に侵入するたびにIgE抗体が増える
↓
IgE抗体が一定の水準になって再度花粉が体内に
侵入すると、抗原抗体反応を起こす
↓
ヒスタミンなどの伝達物質が拡散して、鼻水や目の痒み
などを引き起こす
このようになります。
侵入する花粉の量にもよりますが、子供のうちにIgE抗体が一定の水準になって
発症することもあれば、大人になってから発症する場合もあって個人差もあります。
・風邪との見分け方
花粉症の症状と風邪の症状には鼻水やくしゃみなど
共通している部分もあって、どちらなのか区別がつかないこともあると思います。
判断できる症状をご紹介します。
◆花粉症
・水様性の鼻汁が出る
・鼻粘膜が青白くむくむ
・親族にアレルギー体質の人がいたり、
アレルギー性症状になったことがある
・発熱しない
・症状は就寝前や朝方に悪化する
・目の痒みがある
・身体に発疹が出ることがある
◆風邪
・粘液性の鼻汁が出る
・鼻粘膜が赤くなる
・アレルギーとは無関係
・発熱する場合が多い
・症状は時間帯に関係なくいつでも出る
花粉症と風邪の違いは目の痒みの有無、発熱の有無、鼻汁の性質にあるようです。
どうしても自分では判断できなければ、耳鼻科の受診をお勧めします。
・花粉症予防策
花粉症を避けたいなら、自分でもできるだけの対処はしたいものです。
どういうふうに予防したらいいのかをご紹介します。
●花粉の侵入を防ぐ
・ゴーグルを使用する
・コンタクトレンズは花粉が付着しやすいので避ける
どうしてもコンタクトを使いたい場合は、ワンデータイプのレンズにする
・洗顔を毎日する
・洗顔後に目もカップタイプの洗浄液で洗う
・マスクを使用する
●生活環境
・洗濯物やふとんを外に干さない
・掃除機を使用するときは空気清浄器も使う
・帽子や上着は玄関で脱ぎ、服は家に入る前に外でよく掃う
・部屋の換気は花粉の飛ばない深夜にする
・室内を加湿して空気内の花粉を床に落とす
・掃除のときはハタキを使わず拭き掃除がおススメ
●スキンケア
・外出から帰宅したらよく洗顔する
(弱酸性の洗顔料で)
・鼻をかむ時は保湿ティッシュを使う
ふつうのティッシュでかみすぎると、肌がカサカサになります
●免疫力をつける
体にいいのが乳酸菌です。
悪玉菌の増殖を抑え、便秘・下痢を改善して免疫力をアップさせます。
・まとめ
長年、体内に花粉が侵入し続けるとアレルギー疾患のなかった人でも
花粉症になることがあります。
今までにアレルギーになったことがなかった人でも油断はできません。
花粉症を防ぐには、外出から帰ったら手洗いはもちろん
洗顔やうがいも必ずしましょう。
マスクを使用したり、室内の加湿を心がけて花粉症対策をしたいものです。