花粉症の時期になって咳が出るようになると、風邪なのか
花粉症なのか迷いませんか。
なぜ咳が出るようになるのかをお話しします。
花粉症の時の咳はどうやったら抑えることができるのか
また風邪の咳との見分け方をお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・花粉症で咳が出るのはなぜ?
花粉症の症状というのは、鼻水・鼻づまり・目の痒みが主なものですが、咳が出る場合もあります。
花粉症で咳が出るのは、鼻水が原因になっているのです。
これを 「後鼻漏」(こうびろう) と言います。
「後鼻漏」とは?
アレルギー性の鼻炎や花粉症によって生じた鼻水が喉に流れて
その刺激で咳が出ることです。
夜の就寝中は仰向けになっているので鼻水が喉へ流れやすくなります。
そのため就寝中に咳が出たり、朝起きた時に喉に詰まった鼻水を出そうとして
咳が出やすくなるんです。
「後鼻漏」の症状って?
・鼻水が喉へ流れる
・痰が出る
・喉が異物にひっかかるような感じがする
・咳が出る
このような症状があったら「後鼻漏」の可能性があります。
しかし「後鼻漏」のことについて知らない人が多く、原因不明のまま咳に悩まされて
いる人は少なくありません。
この「後鼻漏」が酷くなると、夜とか朝に限らず1日中鼻水が喉へ流れ込み、咳が
激しくなります。
・治すにはどうしたらいいの?
花粉症で咳を治らすには、 喉の乾燥を防ぐ ことです。
喉を潤すことで粘膜や粘液の乾燥を防ぎ、咳の原因となる後鼻漏を予防します。
湿らせたタオルや洗濯物を部屋に干すのがいいでしょう。
また加湿器の使用もお勧めします。
そして外出の時はもちろん、室内にいる時でもマスクの使用がより効果的です。
就寝時には枕やクッションなどで頭を少し高めにして、鼻水が喉へ流れるのを
防ぐようにしましょう。
また就寝時に最適な濡れマスクもあります。
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就寝中にいつでも飲めるように水筒かペットボトルに水を入れて
枕元に置いておくのもおすすめです。
もちろん就寝時だけでなく、適度に水分補給はしたいものです。
花粉症で咳が出る場合は何科を受診?
咳が出れば、まず風邪かと思って内科を受診する人は
多いと思います。
おそらく内科だと風邪と診断して風邪薬を処方するでしょう。
花粉症の咳の場合は風邪薬では効かないことがあります。
咳だけではなく鼻水・鼻づまり・目の痒みもあれば、花粉症を疑って耳鼻科を受診しましょう。
風邪の場合は咳に加えて頭痛があったり発熱したりするので
判断の目安にするといいです。
耳鼻科で風邪でも診てくれるので、花粉症の時期に咳が出て受診するなら
最初から耳鼻科の方が無難です。
・まとめ
花粉症で咳が出るのは、鼻水がのどへ流れて刺激を
するからです。
この症状を「後鼻漏(こうびろう)」と言います。
普段から室内に濡れたタオルや洗濯物を干したり、加湿器を使ったりで
適度な湿度を保つようにしましょう。
マスクをつけると尚更いいです。
就寝時には濡れマスクを使ったり、水分補給も時々したいですね。