花粉症にヤクルトが効果的とよく聞きますね。
ヤクルトは昔からある乳酸飲料でスーパーでも手軽に
購入できるので、花粉症に効くっていうのが本当なら
毎年花粉症で悩まされている人にとっては朗報ですね。
ヤクルトと花粉症との関係を詳しくお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・花粉症にヤクルトを飲むと効くって本当?
ヤクルトにも生きた乳酸菌が含まれているんですね。
ヤクルトは特定保健用食品として認知されており、花粉症の症状を緩和すると
言われています。
花粉症だけでなく、便秘改善・インフルエンザ予防・ノロウィルス予防・ガン予防にもなると
言われているんです。
しかし、特定保健用食品ということでこれらの病気に対して必ずしも
効果があるとは限りません。
花粉症に関してもヨーグルトと同様に即効性があるわけではありません。
関連記事⇒花粉症にヨーグルトが効くって本当?どんな種類を選ぶ?いつ食べるの?
毎日継続して飲み続けることが大切です。
ヤクルトに含有されている 乳酸菌が花粉症に対しても免疫力を高める ので
症状を抑えることに期待できるのです。
スーパーやコンビニで販売されているヤクルトでもいいのですが
お勧めはヤクルト400または400LTです。
宅配で購入できます。
これならスーパーとかで販売されているヤクルトよりも倍以上の高濃度の乳酸菌が含まれ、
糖分も少ないです。
1日に1本で十分です。
ちなみに市販のヤクルト1本は65ml、ヤクルト400は1本80mlです。
市販のヤクルトなら1日1本では不十分かもしれないので、2本ぐらいは飲んでも
構いません。
しかし市販のものは糖分が含まれているので2本以上はおススメできません。
ヤクルト400、市販のものを飲むにしても空腹の時ではなく食後の胃酸が薄まって
いる時の方が効果的です。
・シロタ株がいいの?
ヤクルトに含まれている乳酸菌とは、シロタ株です。
『L・カゼイ YIT 9029』とも呼ばれています。
ヤクルト創業者の代田(シロタ)稔(みのる)さんという方が開発したので「シロタ株」と
呼ばれるようになったとのことです。
このシロタ株は耐酸性が強くて胃酸や胆汁などの強い消化液でも死滅することなく
生きたまま腸に届くという非常に優れた乳酸菌です。
前の章ではヤクルトを飲むなら食後がいいと申しました。
一般的に乳酸菌が生きたまま腸に届くには食後の胃酸が薄くなっている時の方が
有効と言われているからです。
しかし、ヤクルトに限ってはいつ飲んでも構いません。
日本人の花粉症の8割はスギ花粉によるものです。
そこで大阪大学などの協力でスギ花粉症の人を無差別に二つのグループに分けて、
一方にはシロタ株飲料を一定期間飲ませ、もう一方のグループには他の飲料を飲ませる試験を行ったところ、
他の飲料よりもシロタ株の方がスギ花粉の症状の悪化を遅らせるというデータがあります。
イギリスではイネ花粉症の人に同じように二つのグループに分けて、それぞれにシロタ株と他の飲料を
飲ませたところ、シロタ株の方が花粉症の症状を緩和するということがわかりました。
ヤクルトのシロタ株はイネ花粉症の方が症状を緩和する効果があるということですね。
このことを理解した上でヤクルトを飲むようにして下さい。
ヤクルトのサプリメント「ノアレ」も販売されています。
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サプリメントになるとシロタ株ではなくkw乳酸菌になります。
シロタ株とkw乳酸菌のどちらが効くのか試してみるのもいいでしょう。
ヤクルトは花粉症の予防にもなる?
前の章でお伝えしましたようにスギ花粉では症状の悪化を遅らせることがわかりました。
日本人のほとんどがスギ花粉症であるので、症状を緩和する目的よりも
症状の悪化を遅らせるとう意味で普段からヤクルトを飲むようにしたいですね。
スギ花粉症になっても軽症で済むかもしれないということです。
遅くとも花粉症が流行する2か月前からは飲んでおきましょう。
ちなみにスギ花粉が飛散するのは2月~5月、イネ花粉は5月~9月ごろです。
・まとめ
ヤクルトに含まれる乳酸菌「シロタ株」は非常に優れた性質を持っており、
空腹の状態であっても生きたまま腸に届くのです。
スギ花粉症に対しては症状の悪化を遅らせる、イネ花粉に対しては症状を抑えることが
わかっています。
しかし、ヤクルトは特定保健用食品なので必ずしも効果があるというわけではありません。
腸内環境を整えて体調管理する意味でも日頃からヤクルトを飲用する習慣は
あった方がいいと思います。