花粉症の症状と言えば、鼻づまり・鼻水・喉痛・目の痒みが
最も多く、中には頭痛に悩まされる人もいます。
頭痛も花粉症の影響なのでしょうか。
市販の頭痛薬で対処できるのでしょうか。
花粉と頭痛の関係、そして対処法についてお伝えします。
目次 (クリックできます!)
●花粉症で頭痛になることはある?
花粉症になると、鼻つまり・咳・くしゃみなどが主な症状で
それに加えて頭痛がある方もいるのではないでしょうか。
花粉症になっていることが明らかだと 頭痛の原因は鼻にあります。
鼻づまりがある人には頭痛も併発することが多いように思います。
花粉症になると鼻の中にも花粉が侵入、それを外部に排出させようと
くしゃみが出るようになりますが、全部が排出されるわけではなく
鼻の粘膜に花粉が残っているのです。
鼻の粘膜に花粉が残ると、鼻の通りが悪くなって息もしにくく酸素を
十分に吸い込むことができません。
その結果、脳に酸素が行き渡らす酸欠状態のようになって頭痛を発症
するようになるんです。
また頭が重く感じたり、全身がだるいのは脳が酸欠状態になっているからです。
その他にも副鼻腔炎(鼻の内部の炎症)や蓄膿症(慢性副鼻腔炎)が原因になって
頭痛を発症することもあります。
副鼻腔というのは、鼻の左右・眉頭や目頭にある骨の空洞のことを指します。
この空洞に花粉が侵入することで、鼻腔と副鼻腔の間が詰まり頭痛の症状が
表れます。
副鼻腔炎が長期化すると蓄膿症へと進行します。
鼻腔と副鼻腔の間の炎症が続くとその部分に膿が溜まります。
この状態が3か月以上続くと蓄膿症へと進行します。
鼻づまりと頭痛が長引く場合は耳鼻科を受診しましょう。
●市販薬は飲んでも大丈夫?
市販薬でバッファリンなどの頭痛薬がありますよね。
一般的に市販の頭痛薬は痛みを抑えるものです。
花粉症の頭痛の原因が鼻にあることから、 市販の頭痛薬が効くことは
期待できません。
薬を飲むなら耳鼻科を受診する方が安心です。
病院で処方される薬にも個人差があり、人によっては吐き気などの
副作用が出る場合もあります。
しかし、メインの薬の副作用を予防するために整腸剤も一緒に
処方されることが多いです。
花粉症の頭痛と思われる場合は自己判断をしないで耳鼻科で相談
されることをお勧めします。
●対策
薬を飲まないで花粉症による頭痛を抑えるには 鼻の通りを良くする ことです。
鼻を温めることで通りは良くなります。
<やり方>
・お風呂や台所で湯気を鼻から吸う
・温めたタオルを鼻の上に置く
また眠気などの副作用がなく飲みやすい「えぞ式すーすー茶」がオススメです
就寝時は、枕の上にバスタオルをのせるとかして頭の部分を高めにすると
鼻の通りが良くなります。
このように鼻の通りを改善することによって頭痛も軽減されます。
どの方法も自宅で簡単にできるのでぜひ試してみて下さいね。
●最後に
花粉症で鼻づまりの症状があると頭痛も起きやすくなります。
鼻の通りを良くすることで頭痛も緩和されます。
市販の頭痛薬もありますが、自己判断で服用しないで耳鼻科を受診しましょう。
もし花粉症の薬を服用しているなら、他の薬と併用するのは避けて
医師の判断に任せるようにしましょう。