花粉症が流行る時期に鼻水やくしゃみが出ると
花粉症なのか風邪なのか迷いませんか?
この二つには微妙に違いがあるんです。
どういうふうに違うのか、また花粉症でも風邪薬で
代用できるのかをまとめました。
ぜひ参考にしてふさわしい対処ができるように
なっておきたいですね。
目次 (クリックできます!)
・花粉症と風邪の違いは?
花粉症と風邪の大きな違いは、 花粉症は花粉やハウスダストによるアレルギー症状、風邪はウィルスによる症状 ということです。
症状はどちらも似ているのですが、鼻水の性質が違います。
もうちょっと詳しく見ていきましょう。
・原因・・・花粉やハウスダスト
・鼻汁は水様性
・鼻粘膜は青白くむくむ
・目にかゆみがある
・家族や既往歴・・・家族にアレルギー体質の人がいる。アレルギー疾患歴がある
・原因・・・ウィルス性によるもの
・鼻汁は粘液性
・鼻粘膜は赤くなる
・家族や既往歴・・・関係ない
花粉症の場合には、鼻汁がさらっとしていたり目の痒みがあるのが特徴です。
・花粉症は風邪薬でも効くの?
花粉症の薬には「抗ヒスタミン効果」のある成分が
含まれています。
風邪薬でも「抗ヒスタミン効果」成分が含まれているものであれば、
花粉症にも効果が期待できます。
これに該当する市販の風邪薬を挙げてみます。
●ベンザブロック
●エスタック
●コルゲンコーワ
●プレコール
●コンタック
これらの市販風邪薬には、クレマスチンフマル酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、
ジフェニルピラリン塩酸塩のどれかが含まれており抗ヒスタミン作用があるものです。
次に「抗ヒスタミン効果」成分が含まれていない(花粉症に効かない)市販の風邪薬を
挙げてみます。
●ベンザブロック咳止め
●エスタック葛根湯内服液
●パブロン
●カコナール
●ルル内服液
●コンタック咳止め
などですね。
せきどめ作用のある風邪薬は抗ヒスタミン作用のないものが多いです。
花粉症の治療目的で風邪薬を長期間飲むのは止めましょう。
風邪薬と花粉症の薬を併用するなら、抗ヒスタミン作用のない風邪薬にしましょう。
抗ヒスタミン作用のある風邪薬を併用すると、成分の過剰摂取になって眠気などの
副作用が出るので注意しましょう。
・花粉症を改善する食べ物
花粉症改善の薬を長期に渡って飲むのも費用がかかって
くるので、できれば薬ばかりに頼るのも考えますよね。
食べ物からも効果的な栄養を積極的に摂りたいものですね。
花粉症に効果的な栄養素は、乳酸菌・ポリフェノール・DHAです。それぞれの栄養素を含む食品をご紹介します。
●乳酸菌
腸の状態を良くして免疫力を高めます。
・ヨーグルト
・チーズ
・みそ
・漬け物
●ポリフェノール
抗酸化作用が強く、体に悪い活性化酸素を取り除きます。
・大豆
・赤ワイン
・オリーブ
・チョコレート
・紫玉ねぎ
・アーモンド
●DHA
アレルギー体質の改善作用があります。
・さば、あじ、さんま、いわしなどの青魚
・さばやいわしの水煮缶詰
その他にもお茶にもポリフェノールのカテキンが含まれていておススメです。
野菜や海藻類、肉類、果物からもタンパク質・食物繊維・ミネラルなども摂りたいものです。
・まとめ
花粉症と風邪では鼻汁の性質が異なります。
また目がかゆくなるのも花粉症の症状ですね。
抗ヒスタミン作用のある風邪薬なら花粉症治療で飲んでも構いませんが
あまり長期で飲むのは控えましょう。
薬に頼るだけでなく、乳酸菌・ポリフェノール・DHAを含んだ食品を
摂って免疫力を高めることも大切です。