長生き味噌汁の健康法が話題になっています。
まず長生き味噌汁の基本となる味噌玉を作るのに市販の合わせ味噌でもいいのか、ふと思いますね。
味噌玉の作り方と、長生き味噌汁がどんな健康効果があるのかについてお話します。
また、健康効果別にレシピもご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・長生き味噌汁は合わせ味噌でもいい?
ベースとなる味噌玉(スペシャル味噌)ですが、材料となるのが赤みそ・白みそ・玉ねぎ・リンゴ酢です。
市販の合わせ味噌はいろんな種類があり、赤みそと白みそをブレンドしたものもあります。
なのに長生き味噌汁を作るのにこの合わせ味噌ではダメなのかということですね。
自分で材料を混ぜ合わせて味噌玉を作るのは面倒と思う人もいるでしょう。
長生き味噌汁の味噌は、赤みそと白みその割合が同じである必要があります。
市販の合わせ味噌には、赤みそと白みその割合が書かれていなくて不明なんですね。
なので長生き味噌汁を作るなら、赤みそと白みその量を同じにしないとダメなので、市販の合わせ味噌はふさわしくありません。
・長生き味噌汁の味噌玉の作り方
ベースとなる味噌玉の作り方をご紹介します。
【材料】(10杯分)
・赤みそ(80g)
・白みそ(80g)
・玉ねぎ (150g 約1個分)
・りんご酢(大さじ1)
すりおろした玉ねぎと赤みそ・白みそ・リンゴ酢を混ぜ、製氷皿に入れて冷凍庫で2~3時間凍らせば完成です。
保存期間は2週間です。
製氷皿の1個分が味噌汁1杯分です。
味噌玉の材料がセットになったのも販売されています。
これに玉ねぎを加えたらOKです。
赤みそや白みそ、リンゴ酢をそろえるのが面倒な場合は便利ですね。
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長生き味噌汁はまずいの?
まずいかどうかは味噌汁に入れる具にもよるし、人それぞれの好みもあるのではないでしょうか。
味噌にはリンゴ酢が入っているので、ちょっと酸っぱいような味がしたりですね。
また、すりおろした玉ねぎも入っているので、辛みがあったりで人によっては苦手と感じるかもしれません。
例えば、出し汁に味噌玉を溶かしてから具を入れたりとか、工夫をしてみるといいかも。
本来の長生き味噌汁の作り方は、火を止めてから味噌玉を入れて溶かすとなっているんですが、美味しくするためにはちょっと自分流に変えてみるのもアリだと思います。
長生き味噌汁には痩せる効果もあれば、健康効果もありますので何を目的にするかによっても具の種類も豊富にあります。
後ほど、長生き味噌汁のレシピをご紹介しますので参考にしてみて下さいね。
・長生き味噌汁の健康効果
素となる味噌玉に使われる赤みそには抗酸化作用のある成分、白みそにはストレスを軽減する成分、玉ねぎには血液をサラサラにして血管を強くする成分が含まれています。
それらのことを考えれば、長生き味噌汁にはいろんな健康効果が期待できます。
・高血圧予防
・便秘解消
・がん予防
・美肌効果(しみ・しわを防ぐ)
・脳の老化防止
・疲労回復
・貧血予防
・ダイエット
・糖尿病予防
効果別にレシピをご紹介します。
高血圧予防に関してはこちら↓の記事をご覧下さい。
きのこの味噌汁(便秘解消)
【材料】(2人分)
・味噌玉 2個
・しめじ 1パック
・豆腐 1丁
【作り方】
1. 鍋で豆腐としめじを煮る。
2. 火を止め、味噌玉を入れて溶かす。
しめじなどキノコ類は低カロリーで食物繊維が豊富なので、便秘解消が期待できます。
トマトの味噌汁(がん予防)
【材料】(2人分)
・味噌玉 2個
・トマト 2個
・水 300ml
【作り方】
1. トマトのへたをくり抜く。
2. 鍋にトマトをへたを取った部分を下にして入れ、水を入れて蓋をしながら沸騰させる。
3. 弱火にしてトマトが柔らかくなるまで10分煮る。
4. 火を止めて、味噌玉を入れて溶かす。
トマトにふくまれるリコピンは、活性酸素を抑制する働きがあり、がん予防が期待できます。
スイカの白皮と豆腐のみそ汁(美肌効果)
【材料】
・味噌玉
・スイカの白皮
・豆腐
・すりごま
・みょうが
【作り方】
1. 豆腐とスイカの白皮を煮る。
2. 火を止めて、すりごまと味噌玉を入れて溶かす。
2. みょうがを加えて完成。
スイカの白皮に含まれるシトルリンには血管を広げる作用があり、皮膚の新陳代謝を高めます。
2019年9月7日の【世界一受けたい授業】で紹介されました。
マグロのみそ汁(脳の老化防止)
【材料】(2人分)
・味噌玉 2個
・まぐろの刺身のあら 100g
・玉ねぎ 1/2個
・しょうが 1かけ
・酒 大さじ1
・水 300ml
【作り方】
1. まぐろは大きければ一口大に切る。
2. 玉ねぎも一口大に切り、しょうがは千切りする。
3. 鍋に玉ねぎ、しょうが、酒、水を入れ、ふたをしてひと煮立ちさせる。
4. まぐろを入れ、アクを取りながら玉ねぎが柔らかくなるまで4~5分ほど加熱する。
5. 火を止め、味噌玉を入れて溶かす。
※ 好みですりごまや小ねぎの小口切りを散らす。
まぐろには、脳の老化を予防する作用があるDHAや、脳の健康を維持するEPAが豊富に含まれています。
みそカルボナーラ(疲労回復)
【材料】(1人分)
・味噌玉 1個
・パスタ 100g
・ベーコン 40g
・卵 1個
・生クリーム 50cc
・粉チーズ 小さじ1
・粗びきこしょう 適量
・塩 適量
【作り方】
1. 熱湯に塩をひとつまみ入れ、パスタを袋の表示通り茹でる。
2. 耐熱容器に細切りにしたベーコンを入れ、その上に味噌玉を入れて電子レンジ(600W)で30秒加熱する。
3. 別のボウルに溶き卵、生クリーム、粉チーズ、粗びきこしょうと↑の2を入れて混ぜる。
4. ゆでたパスタをザルで湯を切り、↑の3に絡める。
濃厚な味が疲れを取ります。
2019年9月7日の【世界一受けたい授業】で紹介されました。
あさり・ホタルイカ・春キャベツの海鮮味噌汁(貧血予防)
【材料】(2人分)
・味噌玉 2個
・あさり 80g
・ホタルイカ 60g
・春キャベツ 100g
・生姜 1かけ
【作り方】
1. 春キャベツを3㎝のざく切り、生姜は千切りする。
2. 鍋にあさり、水、生姜、春キャベツを入れて火にかける。(蓋をする)
3. 5分ほど加熱したら、ホタルイカを入れてさっと煮る。
4. 火を止めて、味噌玉を入れて溶かす。
ホタルイカには鉄分が豊富に含まれるので、貧血に効果的です。
2019年4月22日の「ヒルナンデス!」で紹介されました。
ヨーグルト味噌汁(ダイエット)
【材料】(2人分)
・味噌玉 2個
・ぶり 150g
・しめじ 200g
・ヨーグルト(プレーン) 大さじ2
・酒 大さじ1
・千切りにした生姜 1かけ
【作り方】
1. ぶりは一口大に切り、しめじも食べやすい大きさに切る。
2. 鍋に300mlの水、生姜、酒を入れて沸騰したら、1のぶりを入れて一煮立ちさせる。
3. アクを取り、食べやすく切ったしめじを入れて2分加熱する。
4. 火が通ったら火を止め、ヨーグルトと味噌玉を入れて溶かす。
ヨーグルトは肥満を防止、ぶりに含まれるEPAは中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やします。
生タケノコ・生ワカメ・サバ缶の味噌汁(糖尿病予防)
【材料】(2人分)
・味噌玉 2個
・水 300ml
・生タケノコ 150g (水煮でも可)
・生ワカメ 20g
・サバの水煮缶 1/2缶
・小ネギ 適量
【作り方】
1. タケノコを一口大に切り、5分ほど加熱する。(アクを取る)
2. ワカメを塩抜きして食べやすい大きさに切り、1の鍋に入れる。
3. 火を止めて味噌玉を入れて溶かす。
4. お椀にさばの水煮をひと切れ入れ、3を注ぐ。
タケノコには体内の不要な塩分を排出するカリウムと、血糖値の上昇を防ぐ食物繊維が豊富に含まれており、高血圧や糖尿病の予防効果が期待できます。
長生き味噌汁の考案者で順天堂大学の小林弘幸先生はレシピの本も出されています。
ご紹介した以外にもいろいろとレシピが書かれているので、参考にしてみて下さいね。
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・まとめ
長生き味噌汁は健康効果が期待できる優れた味噌汁です。
素となる味噌玉を作るのは面倒かもしれませんが、赤みそと白みその割合を同じにすることが大切です。
市販の合わせ味噌は赤みそと白みその割合が不明なので、使わない方がいいでしょう。
健康が気になる方は、ぜひ長生き味噌汁にチャレンジしてみて下さいね。