手足口病は子供の病気と思われていましたが
大人もなることがあるんです。
特に妊娠中に手足口病にかかると、心配ですね。
胎児にも影響を受けやすい妊娠初期だと尚更心配ですね。
妊娠初期に手足口病になったら胎児に影響はあるのか、
またどう対処したらいいのかを見ていきましょう。
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・手足口病に妊娠初期になったら胎児に影響する?
妊婦さんは免疫力が弱っており、上のお子さんがいたりしてその子供が
手足口病になったら感染しやすくなります。
そこで心配になるのが胎児に影響があるかどうかですね。
手足口病がお腹の胎児に悪影響したという報告はないとのことです。
手足口病は夏風邪の一種なんですね。
症状としては、発熱・手足の発疹・頭痛・吐き気・喉の痛み
食欲不振・口内炎などが挙げられます。
中には40℃以上の高熱が出る人もいます。
6~9月にかけて感染する人が最も多くなりますが
秋から冬にかけても感染することはあるんです。
一般的に大人の手足口病は、手足の発疹の痒みや痛みを
訴えることが最も多いと言われています。
夏風邪でなくても妊娠中に風邪を引く妊婦さんは
珍しくありません。
妊娠中に風邪を引いたからお腹の胎児に何か影響があったとは
聞きませんよね。
稀に流産や死産、胎児水腫になったという報告があったのは事実ですが
実際のところ、手足口病の影響とは考えにくいということです。
しかし、妊娠初期に手足口病のような症状があっても
自己判断で薬を飲むのは禁物です。
妊娠初期、中期、後期に手足口病になっても
胎児に影響する心配はありませんが
臨月に手足口病になると、生まれてくる赤ちゃんに感染する
恐れがあります。
しかし、赤ちゃんに感染しても軽症で済むことがほとんどです。
やはり高熱が出たりなどの症状があれば、早めに対処することが
大切です。
・手足口病に妊婦がなった時の治療
手足口病には特効薬がありません。
自然回復することがほとんどですが
高熱があったら、係りつけの産婦人科医に相談することです。
妊婦さんでも安全な解熱剤や手足の痒み止めの軟膏を
処方してくれることがあります。
自己判断で市販の薬を飲むのは絶対にやめましょう。
・妊娠中に手足口病に感染するのを予防するには
手足口病になるのは9割以上が5歳以下の子供ですが、
大人でも0.6%ほどの確率で感染します。
その中でも免疫力が落ちている妊婦さんは感染しやすく
なります。
妊婦さんなら、すでに上のお子さんがいる場合も多く
感染経路は咳やくしゃみによる飛沫感染、タオルや食器などの
共用による接触感染がほとんどです。
上のお子さんに手足口病の症状がなくても潜伏期間のこともありますので
感染予防するには、手洗いとうがいを徹底して
マスクの着用、タオルや食器の共用は止めましょう。
また赤ちゃんがいる場合ですが、オムツ交換時は
使い捨て手袋やマスクを使用しましょう。
その後の手洗いも石鹸でしっかりとしましょう。
もし赤ちゃんが手足口病に感染していると
便にもウィルスがいます。
・まとめ
妊婦さんが手足口病になっても胎児に悪影響することは
ありませんので、むやみに心配してストレスを溜めないことが
大切です。
臨月にかかってしまうと、生まれてくる赤ちゃんに
感染する恐れがありますが軽症のことがほとんどです。
胎児には影響はないといっても妊娠中の手足口病は辛いですよね。
妊娠中は特に免疫力が低下しているので感染はしやすくなります。
たとえ家族に手足口病になっている人がいなくても
予防はしっかりとしておきたいですね。