親類や知人がいつ火事に遭遇するかわからないものです。
そういう場合にはお見舞はもちろん、お見舞の手紙も
書きたいものです。
火事見舞いの手紙ってどういうふうに書けばいいのか、
いざとなると戸惑うものです。
お見舞の手紙を書くときのポイントと文例をご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・火事見舞いの手紙はいつ出せばいいの?
自分の親類や知人、お世話になった人などが火事に遭遇すれば
励ましてあげたいものです。
先方の家が火事になったと知れば、すぐにお見舞の手紙を出すものです。
ハガキではなく封書で出すようにします。
ハガキだと、配達員さんなど他の人の目に触れますので。
封筒と便箋は白の無地のものを使います。
お見舞品や現金は後になっても、手紙だけはすぐに出すのが
ベストです。
火事を知ってから何週間も経ってからだと、見舞う気持ちが
ないように見えます。
後日、お見舞品や現金を送る際にも「お見舞の言葉」と
「お役に立てば幸いです」といった内容を一筆箋に書いて
同封しておくといいでしょう。
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お見舞状をメールでするのは?
遠方だったりすると手紙よりもメールの方がすぐに届くので便利なように思います。
火事にあった相手が親しい友人や親族であれば、
メールでも構いません。
しかし、目上の方であればメールでは失礼になりますので
きちんと手紙でするべきでしょう。
年賀状はどうすればいい?
火事でご家族のどなたかが亡くなっていれば、当然「喪中」となりますので
年賀状はNGです。
火事に遭ったのが秋以降~年末であれば、たとえご家族全員が
無事だとしても年賀状は控えるべきです。
しかし、火事に遭遇したのが同じ年でも何か月も前のことで
全員無事で現在はすっかりと落ち着いているなら年賀状を出しても
構わないでしょう。
・火事見舞いの手紙で気をつけたいこと
火事見舞いの手紙は、普段の手紙とは違って注意するべきことがあります。
火事に遭ったことを労わり、励ます内容であることが大切です。
・時候の挨拶は省略し、いきなりお見舞の言葉を述べる
・封筒と便箋は白の無地を使う
・近況報告は書かない
・他の用件や、追伸文なども書かない
・近くであれば、お手伝いを申し出る
・忌み言葉は書かない
・失火の原因については絶対に触れない
・類焼であっても火元となった家を非難しない
火事見舞いの手紙は直後だけでなく、しばらくしてから
「その後、落ち着きましたか」という感じで、もう一度出すのも
いいでしょう。
・火事見舞いの手紙の文例
では実際に火事のお見舞い状を出す場合の文例をご紹介します。
報道で知りました。(〇〇さんからお聞きしました)
お体の方は大丈夫でしょうか。
何かお手伝いできることがありましたら、ご遠慮なくおっしゃって
下さい。
一刻も早い再建をお祈り致します。
取り急ぎ、お見舞いまで。
ご家族の皆様がご無事だとお聞きしまして、胸をなでおろしました。
突然の出来事でご心労は大変かと察します。
何か力になれることがございましたら、ご遠慮なくおっしゃって下さい。
どうか一日も早い復興をお祈りいたしております。
まずは取り急ぎ、お見舞いまで。
火事のお見舞の手紙はできるだけ便箋1枚に収まるように
手短で簡潔にします。
あまり長い手紙になると相手は心労の中、煩わしく思うかも
しれません。
・まとめ
先方の火事を知ったらすぐにお見舞の手紙を
封書で出すのがマナーです。
手紙の内容は相手を労わり、励ましの内容にします。
近況報告など関係のないことは絶対に書かないように
します。
火事の原因を問うような内容もNGです。
また火事直後だけでなく、しばらくしてからもう一度
「落ち着きましたか」という内容で手紙を出しても
いいでしょう。