友人、知人、親類などが病気で入院になった場合にお見舞いを
することはあると思います。
でもいつ頃お見舞いをすればいいのかとか、金額はいくらぐらいに
したらいいのか、また品物でするならどんな物がいいのか
戸惑うことがあるかもしれません。
病気見舞いをしようと思う時にスムーズにできるように
お見舞いをするタイミング、お見舞金の相場、相応しい品物、
またお見舞いにはタブーなものについてお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・入院病気見舞いをするタイミングとマナー
お見舞いとは、病気で入院や療養している人を励ます意味でします。
やはりお見舞いをするなら気配りすることを心掛けたいものです。
入院したばかりの時や手術前後にお見舞いをするのはNGです。
病気の本人はもちろんのこと、家族の人も落ち着かない時期です。
お見舞いに伺うなら、入院4~5日後か手術後2~3日後がベストです。
しかし、突然伺うのではなく家族の人に病状とか面会できるのかを確認してからです。
万が一お見舞いが無理な場合は後日、家族の人に相談してみましょう。
病気の本人と家族を思いやることが大切です。
お見舞いに行くときに注意したいことは
まずは身なりですが、薄化粧で派手でない服装で行きます。
病室に伺ったら、たとえ病気の相手が元気そうに見えても長居すると疲れさせるので、長くても20分までにすることです。
病気に関する話題は避け、相手を励ます言葉をかけましょう。
例えば、「退院したら〇〇へ遊びに行こうね」など。
また、仕事を休んでいる相手なら仕事に関する話題も避けるべきです。
婦人科系の病気の女性の場合は、親族以外の男性が病室を訪れるのはNGです。
こういうケースに限らず、異性を見舞う場合は誤解を避けるためにも
一人で行くのは控えるべきです。
大部屋の場合は同室の人にも挨拶をして、大きな声で話さないことです。
また病室に伺って、相手が睡眠中であったり安静が必要な時は
家族の人にお見舞い品を渡すか、ナースステーションに預けて早めに引き上げます。
遠方でどうしてもお見舞いに伺えない場合は、家族宛てにお見舞い品を
送ります。
・病気見舞いの金額・相場
病気見舞いの相場は相手との関係によって変わってきます。
あくまで相手に負担を感じさせないようにしたいものです。
親族(親、兄弟姉妹、親戚)・・・5千円~1万円
友人・知人・・・3千円~5千円
恩師・・・3千円~5千円
職場関係・・・3千円
近所の人・・・3千円
縁起の悪い数字は避けましょう。
4は死、6は無、9は苦を連想します。
4000円、6000円、9000円といった額ですね。
今時は気にしないという人もいますが、避ける方が無難です。
病気見舞いののし袋、表書きと裏書き
<表書きについて>
(上段)・・・「お見舞い」「御見舞い」
(下段)・・・名前(上段よりは小さめでフルネームの方が好ましい)
複数人でする場合、名前を入れるのは3人までです。
五十音順に同じ大きさで名前を書きます。
3人以上になる場合は、代表の人だけフルネームで書き
その左側に少し小さめに「外一同」とします。
他の人の名前は、中包みに書きます。
会社名を入れるときは、3人以上の時と同じように代表者の名前だけで
その右側に会社名を小さめに入れます。
あとは、代表者の名前の左側に少し小さめに「外一同」とします。
夫婦の場合は、夫のフルネームを書いてその左側に妻の下の名前を
書きます。
夫の下の名前の段に合わせます。
<裏書きについて>
中袋がある場合と、ない場合によって変わってきます。
・中袋がある場合
金額を書く欄に金額を書き、その横に名前と住所を入れます。
もし、金額を書く欄がなければ表の中央あたりに金額を書き、
裏の左下の方に名前と住所を書きます。
・中袋がある場合
外袋の裏に金額と名前・住所を書きます。
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・病気見舞いにふさわしい品物、タブーな品物
病気のお見舞いを品物でする場合、相応しいものとNGなものをお伝えします。
病気見舞いに相応しい品
・花お見舞いの定番で、手間のいらない小さめの籠に花をアレンジしたものが
喜ばれます。
・タオル
入院中なら取りかえることが多いので枚数があったら助かります。
・缶ジュース
友人や知人、職場関係の人などがお見舞いに来られた時に
おもてなしができるので便利です。
・テレフォンカード
病院では携帯を禁止にしている場合が多いので公衆電話を
使う時に重宝します。
・雑誌・本
入院中は時間を持て余すことが多いので退屈しのぎになります。
・寝間着・ガウン
入院中の必需品で、替えがあると助かります。
NGな品
・花籠にアレンジされたものはOKですが、
香りの強いものや花の種類によってはNGなものがあります。
また抗がん剤治療をしている患者さんに生花は厳禁です。
ニオイがNGです。
・鉢植え・・・「根つく」が「寝つく」を連想、病気が長引くことにつながります。
・小菊・・・仏花用の花です。
・白い花・・・葬式を連想させます。
・シクラメン・・・「死苦」を連想させます。
・椿・さざんか・・・花が首からポロっと落ちるので縁起が悪いと言われます。
・果物
これもお見舞いの定番ですが、切ったりと手間がかかるので
避けた方がいいです。
・その他の食べ物
食事制限をしている場合があるので避けた方がいいです。
・まとめ
病気で入院している人のお見舞いに行くときはマナーを守って、
相手や周囲の人に迷惑をかけないようにすることが大切です。
お見舞いを現金でする場合は、相手との関係によって
金額を調整するといいでしょう。
病室にお見舞いに伺う時は、事前に家族の人に状態を確認してからにします。