花粉症になると目のかゆみを訴える人は多いですね。
かゆくて我慢できないぐらいの時だってあります。
なぜ花粉症になると目が痒くなるのでしょうか。
原因を突き止めて適切な対処をしたいものです。
痒みを抑えるにはどうしたらいいのか、また
コンタクトについてもお話しします。
花粉症で目の痒みに悩まされている人に役立てて
いただければと思います。
目次 (クリックできます!)
●花粉症で目がかゆくなる原因
花粉の症状で多いのが目の痒み、痒さのあまり仕事や勉強に
集中できないという人もいるのではないでしょうか。
目のかゆみは本当に辛いものです。
痒くなる原因は、 花粉が目に付着することによるアレルギー性結膜炎 なのです。
目が異物に反応しているんですね。
アレルギー性結膜炎について解説します。
上下のまぶたの裏側と白目の表面部分を覆っている膜を結膜と言います。
ここの部分に花粉、ほこり、細菌などが入って炎症を起こすのです。
このアレルギー反応によってヒスタミンが生成されて目の血管や神経を刺激して
痒みや充血などの症状が出るようになります。
結膜炎には細菌性結膜炎やウィルス性結膜炎がありますが、花粉症による
結膜炎はアレルギーなので「アレルギー性結膜炎」と呼ばれています。
場合によってはまぶたの裏側にぶつぶつ(乳頭)ができて白目の部分が
浮腫むこともあります。
●目のかゆみを抑える方法
目の痒みが酷いと本当に辛いものですね。
痒みを抑える方法や注意点をご紹介します。
・目をこすらない
目が痒いと、ついこする人が多いですが、こすると角膜に傷をつけたり
痒みがひどくなるので絶対にやめましょう。
こすりすぎると視力の低下や角膜の損傷にもなります。
・まぶたを冷やす
清潔なタオルをよく冷やし、まぶたの上に置くのです。
1時間おきに置くのがオススメです。
その都度、タオルは冷やしましょう。
まぶたを冷やすことで目の痒みが治まる人は多いです。
・目を洗う
目を水で洗うことで目に付着した花粉や汚れを落とすことができます。
まず手をきれいに消毒してからしましょう。
・目薬を使う
抗アレルギー剤や第二世代抗ヒスタミン剤などが入った目薬を
使いましょう。
ヒスタミンの発生を防ぐためです。
目薬を選ぶ時に注意したいのが使いきりのタイプで保存料の入っていないものに
しましょう。
保存料で痒みを促進することがあるので注意が必要です。
もし、市販の目薬で効き目がなければ眼科を受診することをお勧めします。
関連記事⇒ 花粉症の目薬は処方の方が効く?市販でも効く?目薬の正しい差し方
●コンタクトはどうしたらいい?
花粉症で目の痒みがあるときに困るのがコンタクトレンズです。
コンタクトを装着していると、そこに花粉や汚れがついて痒みをひどくしますので
使用は控えた方がいいですね。
涙にはタンパク質や脂質が含まれていて、コンタクトレンズが汚れると
吸着性が強まって空気中の花粉や微生物などが付着しやすくなります。
そしてコンタクトを装着したまま目をこすったりすると、角膜に傷が
付いたり細菌に感染しやすくなります。
目の痒みがある時はコンタクトは止めてメガネの方がお勧めです。
普段用のメガネでも花粉を1/3ぐらいは防ぐと言われます。
また花粉用のメガネの使用もおすすめです。
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コンタクトが必要であれば、花粉用メガネの使用が最適です。
またワンデータイプの使い捨てコンタクトもオススメです。
・まとめ
花粉症で目が痒くなるのは、目に花粉とか汚れが入ってアレルギー反応を
起こすからです。
アレルギーによって目に炎症が起き、血管や神経を刺激するのです。
痒みを抑えるにはまぶたを冷やしたり目薬を差すのが効果的ですが
それでも治らない場合は眼科の受診をお勧めします。
目が痒い時は、コンタクトの使用を避けてメガネの使用をお勧めします。
どうしてもコンタクトレンズを使用したいなら、ワンデータイプの使い捨てを
使うようにしましょう。