お正月にはお雑煮を食べるのが日本人の習慣に
なっています。
さてお雑煮を食べることに何か意味があるのでしょうか。
日本全国で地域によっても白みそで作ったり、おすましで
作ったりといろいろです。
どこの地域が白みそで、またどこがおすましなのかも
合わせてご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・お正月にお雑煮を食べる意味と由来
お正月に食べる料理と言えば、おせち料理に加えてお雑煮が
ありますね。
なぜお雑煮を食べるようになったかはご存知でしたか。
お雑煮にはお餅は必需品ですよね。
室町時代に食べるようになったと言われています。
新年を迎えるのに家内の無病息災を祈って、お餅を
他の食べ物と一緒に神様にお供えをしていました。
それを 元旦にお下がりとして食べるのが「お雑煮」 なのです。
室町時代には、武士の宴会では「お雑煮」は縁起物とされ
いちばん最初に食べられていました。
この風習が伝統となり現在でも新年の始まりにお雑煮を食べるように
なったのです。
「お雑煮」の「雑」は「色々」と言う意味で、いろんな野菜や魚・肉と一緒に
お餅を煮るので「雑煮」と呼ばれるようになりました。
中に入れる具は、好みやその土地のものを入れたりで
何を入れなければならないと決まっているわけではありません。
またお餅を食べることは神様からの恩恵で、その年の豊作や繁栄を願います。
お餅は良く伸びるので、長生きを願う意味もあります。
各家庭の伝統の味というのがあるのではないでしょうか。
・白味噌の地域とおすましの地域は?
お雑煮を白味噌で作る地域とおすましで作る地域が
あります。
日本全国の約70%ぐらいは、すまし汁で作っているということです。
あとの残りの地域は白味噌、合わせ味噌、赤味噌、小豆で作って
いることがわかりました。
合わせ味噌、赤味噌、小豆はごく限られた地域だけですね。
白味噌で作るのは主に関西地方で、特に京都の白味噌煮は
よく知られています。
鳥取では、小豆でお雑煮を作ります。
京都・奈良・大阪・滋賀・和歌山・香川・
徳島・高知の一部と鳥取以外の地域はほぼ澄まし汁で
作っています。
・お雑煮はお正月以外でも食べる?
お雑煮はお正月に食べるのが定番ですが
お正月以外に食べるのも構いません。
新年になってしばらくしてもお餅が余ってしまうことはありませんか。
余ったお餅でぜんざいにするのも良いし、野菜や肉などを入れてお雑煮にして
食べるのもアリですね。
いつでも食べたい時に食べましょう。
・まとめ
お雑煮を食べる習慣は室町時代に始まりました。
当時の武士の宴会では縁起物とされ、最初に食べられていました。
元々は神様に供えていたもので、そのお下がりで食べるように
なったと言われています。
その年の豊作と繁栄、お餅がよく伸びるということで長生きを
願うという意味があります。
全国の約70%の地域で、澄まし汁で作られています。
白味噌で作るのは、関西地域が中心です。