お正月になると、ほとんどの家庭で食べるおせち料理、
どんな意味があるのかご存じですか?
食材の1つ1つに意味があって、新年のお祝いと願いを
込めていただきます。
おせち料理の由来と食材にはどんな意味が込められて
いるのかをご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・おせち料理を食べるのは意味があるの?
おせち料理はお正月に食べるもので、「お節料理」とも書きます。
「節(せち)」とは「節日(せちにち)」のことで、季節の変わり目にあたる祝日の
ことを言います。
日本では、 「元旦」は「節日」の中でも最も重視されるおめでたい日 なので
「お節(おせち)料理」と呼ばれるようになりました。
おせち料理の中でも代表的なのが数の子・黒豆・伊達巻・えび・昆布巻き
紅白なます・栗きんとん・れんこんなどですね。
それぞれの食材にはどんな意味があるのかをご紹介します。
・数の子
文字通り、子が多いので子孫繁栄の意味があります。
・黒豆
まめに暮らす=元気に暮らすという意味があります。
・伊達巻
巻きものや本を連想し、知識が豊富になる・華やかな装いを
意味します。
・えび
えびは曲がっているので、背中が曲がるまで元気に暮らす(長生き)の意味があります。
・昆布巻き
家族の幸福と子孫繁栄を意味します。
・紅白なます
紅白は熨斗にも使われるようにおめでたいことに使います。
・栗きんとん
「栗金団」と書くので、金運の意味があります。
・れんこん
穴があいているので、将来の見通しを願うという意味があります。
これらのおせち料理を食べながら、新年の希望を持って願いを祈るものなんですね。
・由来
「おせち(お節)」という名は中国から入ってきたと言われています。
中国の暦法では、季節の節目の五節供が定められていました。
人日(じんじつ)(1月7日)
上巳(じょうし) (3月3日)
端午(たんご) (5月5日)
七夕(しちせき) (7月7日)
重陽(ちょうよう)(9月9日)
この五節供のときに神様に供える食べ物のことを「節供(節句)」と呼んだと
いうことですね。
明治時代にこの五節供は廃止されたのですが、お正月に食べる料理だけは
今でも残るようになりました。
季節の変わり目の祝日を「節日」と言い、その節日に神様に供える食べ物のことを
「節供(節句)」と呼んだのです。
この 「お節供」が略されたものが「おせち料理」 と言われています。
・おせち料理の準備はいつからする?
お正月は主婦は台所に立たず、年末から保存ができる料理という意味で
おせち料理を作ると昔から言われていました。
最近ではおせち料理は作らない、食べないという人も
増えましたが、昔からある風習を重んじて家庭で作る人も
まだ多数います。
家庭で作るなら、お正月の1週間ほど前から買い物を始めて
酢の物や祝い肴などの保存がきくものを先に作るのがベストです。
煮物は前日の12月31日に作るのがおススメです。
根菜類はお正月の3~4日前でいいでしょう。
かまぼこ類は前日か前々日に私は作ります。
最近では百貨店をはじめ、スーパーや通販でもおせち料理の
注文ができるようになりとても便利になりました。
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・まとめ
おせち料理の食材にはそれぞれの意味があり
一家の幸せと願い事を込めて食べるものなんですね。
今では、お正月に食べる料理はおせち料理として定着しました。
自分で作るのはちょっと・・・という場合は市販もされて
いるので便利です。
手作りするなら、保存のきくものから先に作るのがコツですね。