ハロウィンが終わると次の最大イベントはクリスマス♪
クリスマスツリーの飾りとか、そろそろ用意の段階に
入っているご家庭もあるかもしれないですね。
でもツリーはいつから出したらいいのか、また飾りには
どんな意味があるのか疑問に思ったことありませんか?
クリスマスツリーの起源やなぜ飾りをするのか、
ご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・クリスマスツリーはいつから出すの?
お子さんがおられるご家庭はクリスマスツリーを出して
飾り付けをするのを楽しみにしていることと思います。
いつ頃からツリーを出し始めるかは、その家庭によってまちまちです。
特にいつから出すべきという決まりはありませんが
キリストの到来に関連する待降節(たいこうせつ)が基準 になるということです。
アドベント (Advent) とも言われ、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことを言います。
「アドベント」は「到来」を意味するラテン語から来たものです。
待降節(たいこうせつ)は、クリスマスの準備期間であって
11月30日にいちばん近い主日(日曜日)が始まりで、4回の主日(日曜日)を
含み最短で22日間、最長で28日間 になります。
今年2015年は11月29日が最初の主日になるので、キリスト教ではこの日から
クリスマスの準備を始める日になります。
翌年の1月6日がイエス・キリストの顕現を記念する祝日に当たるので
翌日の1月7日にクリスマスの飾りを片付けます。
キリスト教徒の多い欧米ではこれが一般的です。
キリストに馴染みの薄い日本人だと「お正月でもクリスマスツリーは出したままなの?」と
思うでしょう。
でもキリストの世界では1月7日に片付けるのが普通なのです。
・由来
クリスマスツリーの由来はドイツにあると言われています。
冬になって寒くなると、普通は木の葉は枯れて落ちるものですが
クリスマスツリーでお馴染みのモミの木は 厳しい寒さであっても
葉が落ちないということで永遠の生命を象徴する 崇拝の対象とされて
クリスマスツリーとして使われるようになったと言われています。
ドイツでは、『モミの木に住む小人が幸せを運んでくれる』と
信仰されていて、モミの木に花・ロウソクなどを飾り
小人に木に留まってもらうという風習があったと言われています。
これがクリスマスツリーの由来ということです。
またモミの木が三角形になっていることから
頂点がキリスト、下の2つの角のところが人間と精霊と
言われていたとのことです。
このことがドイツの人々がキリストを信じるきっかけとなり
世界中にクリスマスにはツリーを飾る風習が広まったのです。
・クリスマスツリーに飾りをするのはどんな意味がある?
ツリーに飾るものとして一般的なのが
リンゴ、ベル、頂点に飾る星、キャンディケーン、イルミネーションなどですね。
それぞれのオーナメントの意味をご説明します。
・リンゴ
エデンの園の知恵の実で、豊かな実りや幸福をもたらす果実と
されていました。
アダムとイブが禁断の果実を食べて楽園を追放されたと言われています。
これがツリーにリンゴを飾るようになった起源とされています。
・ベル
キリストの誕生を知らせたり、家畜の羊に付けられたベルの音で
迷子にならないように人々が神様(イエス・キリスト)のところに
帰れると信じられていました。
また、ベルは「魔除け」の意味もあります。
・星
イエス・キリストが誕生したときに輝き、「希望」の意味があります。
・キャンディケーン
神(羊飼い)が持っていた「杖」に例えられています。
キリスト教では羊飼いが神なら、羊は人とされていて
羊飼い(神)が羊(人)を導くために使う「杖」の意味があります。
・イルミネーション
宗教改革のマルチン・ルターが礼拝の帰りに輝く星に惹かれ、
子供たちにも見せたいと思ってモミの木を家の中に持ち込み
火のついたロウソクを飾ったことがきっかけです。
その後、ロウソクの代わりに電球を飾るようになったと
言われています。
クリスマスツリーに飾るオーナメントにはそれぞれの意味が
あったんですね。
皆さまもクリスマスツリーの飾り付けを楽しんで下さいね。
・まとめ
クリスマスツリーや飾るオーナメントの由来は
いかがでしたか?
それぞれに意味があったんですね。
我々日本人はキリスト教とあまり馴染みがないので
ツリーを出す時期とか明確なものがないんですね。
欧米の人は1月になってからクリスマスツリーを片付けるのが
意外でした。
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