台風やら大雨で国内各地で水害が発生しています。
もし、親類や友人とか知り合いが水害被害にあったらお見舞いをしたいものです。
そこでお見舞金を入れる熨斗袋はどう書けばいいのか、お金の入れ方に決まりはあるのかについてお話ししていきます。
またお見舞金のことだけでなく、被災者にどんな言葉をかけたらいいのかもお話します。
目次 (クリックできます!)
・水害見舞い のし袋の書き方
水害とか災害が起こったら、お見舞いをしたいけど、お見舞い金を入れるのし袋の書き方がわからないといった声をよく聞きます。
正確にはのし袋ではなく封筒のことですね。
災害見舞いをするときは、のし・水引は不要です。
のしや水引はお祝いの意味がありますので、災害見舞いの時はNGです。
シンプルな白の封筒を使います。(窓枠の入っていないもの)
火事以外の災害なら左に赤線の入った封筒も使えます。
表の書き方
上の段に「水害見舞」または「御見舞」と書きます。
直接、災害を表す言葉でなく「御見舞」とした方がいいと思います。
「水害見舞」とすれば、生々しい感じがするからです。
下の段に送り主の名前をフルネームで書きます。
3人までなら名前を書きますが、3人以上になる場合は「〇〇一同」とします。
〇〇の部分には会社名などが入ります。
裏の書き方
封筒の裏側の左下に金額を書きます。
旧漢数字でなくてもアラビア数字の横書きで構いません。
災害見舞いに使うシンプルな封筒には中袋はついていないので、封筒の裏に直接金額を記載します。
▼水害見舞いの金額の相場と渡すタイミングについてはこちらの記事をご覧ください。
▼取引先への災害見舞いについてはこちらをご覧ください。
・水害見舞いのお金を入れる向き
肖像画を上にし、表になるように封筒に入れます。
お札が複数枚ある場合は向きをそろえます。
お見舞い金は新券を使うのか
お見舞いには新券である必要はありません。
新券でする人もいますが、前々から用意していたと思う人も中にはいます。
特に高齢の方に多いです。
ATMでお金をおろしても新札っぽいのが出てくることがあります。
あまりにもボロボロになったお札はNGですが、新券っぽいのは一度折り目を入れてから封筒に入れるといいでしょう。
・水害に遭った人にかける言葉
被災した方々には誠意をもって、やさしく接することが大切です。
まずは「この度は大変でしたね。」と見舞います。
それから何かお手伝いできることはないか、必要なものは何かなどを申し出ます。
相手の体調を気遣うことも大切です。
相手の話には、低姿勢でじっくりと聞いてあげます。
もちろん子供に対しても上から目線ではなく、目線を合わせます。
水害が発生したときの状況とか、どうやって避難したのかなど当時のことを聞き出そうとするのは禁物です。
被災した方々にとっては思い出したくないことで、眠れない・精神的に不安定・今後の心配などで連日苦しんでいます。
そして安易な励ましもNGです。
近況報告とか世間話は避けます。
・まとめ
水害見舞いをするときは、のし・水引は不要で白無地の封筒か左側に赤い線の入った封筒を使います。
お見舞い金のお札は新札である必要はなく、財布に入っていたお札で大丈夫です。
もし、新券に見えるようでしたら折り目を入れるようにします。
水害に遭った人には寄り添うことが大切です。