紫外線の強くなる季節になると、日傘を使う人も多いと
思います。
日傘も白っぽいものと黒いのがありますが
どちらが紫外線防止効果はあるのか、遮光効果
そして雨傘兼用でも紫外線対策として使えるのか。。。
日傘を使いたい人には役立つ記事ですのでぜひ
お読み下さい。
目次 (クリックできます!)
・日傘は黒と白ではどっちが紫外線カット効果はある?
紫外線対策として使うなら、黒とか濃い色の日傘に限ります。
黒は紫外線を通しにくい ですが、熱は吸収しやすいので暑くなります。逆に白は紫外線を通しやすく、熱は反射させ吸収しにくいので
涼しいです。
また素材は薄いものより、目の詰まった厚手の方が紫外線カット効果は
高まります。
紫外線防止効果は日傘を使う環境によっても違いが
出てきます。
日傘の紫外線防止効果は使っていない時のおよそ50%と言われています。
ただ、紫外線は上から降り注ぐだけでなく、地面(特にアスファルト)からも
跳ね返ってくるので完全に防ぐことは不可能です。
なので外出するときは日傘に加えて、長そでのシャツやカーディガンなどを
羽織るといいですね。
また外を歩く時はできるだけ日の当たらない場所を選びたいものです。
・遮光率はどのくらい?
『遮光率』というのは紫外線のことではなく、可視光線をカットする率のことを言います。
可視光線は肉眼で見える光のことで、遮光率が高くなるほど陰が濃く
なるので木陰にいるような感覚になって涼しさを感じるようになります。
因みに
遮光率99.99%以上を1級遮光、遮光率99.80%以上を2級遮光、
遮光率99.40%以上を3級遮光と言います。
暑さや光過敏症対策が目的なら、遮光率の高い日傘を選びましょう。
紫外線によるシミや日焼け対策なら、UVカット率の高いものを
選ぶといいです。
・雨傘兼用でも紫外線カット効果はある?
日傘か晴雨兼用かはあまり関係ありません。
傘は織り上がった時点では、ただの水を通すだけの布なのです。
雨傘用には生地の表面に撥水加工をします。
撥水加工とはフッ素系の薬剤を生地の表面にコーティングを
することを言います。
実はこのコーティング剤に紫外線をカットする成分も含んでおり
雨傘にも紫外線防止効果がある んです。
そして晴雨兼用となると、撥水加工にさらにUVカット効果のある
薬剤を加えるので約5%ほどUVカット効果が高まります。
晴雨兼用でもやはり黒の方が紫外線カット効果は高いです。
・まとめ
紫外線予防の目的で日傘を選ぶなら、紫外線を吸収しにくい
黒がおススメです。
しかし、黒だと熱を吸収するので暑いです。
それとは逆に白だと紫外線は通しやすくなりますが
熱を反射させるので涼しいです。
素材は厚手で目の詰まった物を選びましょう。
紫外線によるシミなどお肌のトラブルを避けたい方はUVカット率、
暑さを防いだり光過敏症の方は遮光率を重視して
日傘を選んで下さい。
晴雨兼用傘でも紫外線防止効果は十分あります。
兼用の方がどちらにも対応できるので、1つ持っておくと
便利ですよ。