赤ちゃんが生まれたらお宮参りをしますよね。
何のためにするのでしょうか。
また赤ちゃんが生まれてから、いつ頃にお宮参りを
したらいいのでしょうか。
その時の赤ちゃんや家族の服装もどのようにしたらいいのか
迷いませんか。
お宮参りの由来、時期、服装はどうしたらいいのかをお伝えします。
目次 (クリックできます!)
・赤ちゃんのお宮参りの由来
お宮参りは「初宮参り」とも呼ばれます。
元々は「産土(うぶすな)詔り」と言われ、赤ちゃんの誕生を地元の氏神(うじがみ)さまに報告して
一生にわたって 健やかな成長を祈願した ということに由来しています。
「お宮参り」と呼ばれるようになったのは室町時代からだと言われています。
江戸時代にはお宮参りの帰りに大老宅へ挨拶に伺うという風習がありました。
その後、お宮参りは一般庶民の間にも広まって親類・知人に挨拶に行く習わしが
全国に広まったと言われています。
室町時代以前は、お産は汚いものだと思われており、お宮参りのことを「忌み明けの祝い」と
呼んでいました。
母親の忌み明けと生まれた赤ちゃんの氏子入りの儀式と一緒にお参りされていました。
現在のお宮参りは、先祖代々がお参りしていた神社があるなどの理由がない限りは
地元の神社へお参りするのが一般的です。
・お宮参りの時期
一般的には赤ちゃんが生まれてから 1ヶ月ほど経ったら お宮参りをします。
しかし、季節によっては考えもので冬で寒さが厳しい時期や真夏の蒸し暑い時期なら
もう少し待って過ごしやすい気候になってからでも構いません。
また出産したばかりのママの体調も考えなくてはなりません。
体調がいい時を選ぶことも大切です。
赤ちゃんをはじめ、家族や親族の都合などに合った時期にお宮参りをするのが
いいでしょう。
・赤ちゃん、両親、祖父母の服装はどうしたらいい?
お宮参りは赤ちゃん、その両親、祖父母が一緒に行く場合が多いですね。
それぞれの服装についてお話しします。
●赤ちゃん
まず季節に合わせた生地のものを着せたいですね。
<男の子>
ベビー服を着せ、フードをかぶせたり掛け着として祝い着を着せるのがいいでしょう。
父方の家紋を両胸・背中・両袖の5か所に入れるのが良いと言われています。
<女の子>
男の子と同じくベビー服を着せ、フードをかぶせたり掛け着として祝い着を着せます。
祝い着はピンクや可愛らしい柄の入ったものが相応しいですね。
女の子の場合は家紋は入れないのが一般的です。
●両親や祖父母
赤ちゃんが正装なので合わせて正装するのが望ましいです。
訪問着や黒留袖でなくても構いません。
動きやすさを優先して考えます。
ママや祖母は季節に合ったスーツやワンピースが相応しいです。
パパや祖父は礼服でもいいですが、最近では普通のスーツにするのが一般的です。
和装よりも洋装の方が多いですね。
お宮参りの後は食事をしたり、写真を撮ったりすることになります。
写真は一生残るものなので、服装はやっぱりきちんと正装して行くものです。
・まとめ
お宮参りとは、赤ちゃんが生まれて約1ヶ月後に
地元の氏神様(神社)に生誕と健やかな成長を祈願するものです。
必ずしも1ヶ月後でなくても適切な時期にお参りすればいいのです。
お宮参りの後は、記念写真を撮ることになると思いますので
赤ちゃんも周囲もきちんと正装して行きたいものです。