寒い時期はもちろん、年中いつでも顔や全身が
乾燥して痒いと悩まされる人は多いですね。
可能なら、その痒みから早く逃れたいですよね。
その痒みで睡眠不足に陥る人も少なくありません。
なぜ皮膚が乾燥して痒くなるのか、対策方法を
ご紹します。
目次 (クリックできます!)
・乾燥肌や痒みの原因は何?
人の皮膚は天然保湿因子(NMF)、セラミド、皮脂膜で水分の蒸発を
防いでいるのです。
特にセラミドは肌の保湿の役目が8割だと言われています。
それが不規則な生活習慣、間違ったスキンケア(過度なケアも含みます)、紫外線
アレルゲンなどの外部からの刺激で乾燥肌になります。
特に皮膚の薄い部分は乾燥しやすく痒みを引き起こします。
かゆみの原因は乾燥です。
何もケアしないでいると、肌の老化が進んでたるみやシワの原因と
なります。
かきむしると、さらに痒みが強くなります。
掻くことによって
かゆみの原因であるヒスタミンを誘発する物質(神経ペプチド)が出るからです。
また健康な肌は弱酸性ですが、乾燥することによってアルカリ性に変わって
細菌も繁殖しやすくなり、かゆみの原因となります。
・対策はどうする?
かゆみを引き起こす原因である皮膚の乾燥から守ることが
第一です。
●入浴時
・お湯の温度は低めで40℃以下にする
・湯船に浸かるのは20分ぐらいで、あまり長く入らない
・タオルでゴシゴシと擦らない
・ボディシャンプーや石鹸は低刺激のものを使う
・よく泡立てて、ゆるく撫でるようにして洗う
・お風呂から上がったら、肌が湿っているうちに保湿する
●保湿
水分保持機能の高いセラミド配合の保湿剤がおすすめです。
他にも抗ヒスタミン薬もあります。
低刺激で無添加のものを選びたいですが、それでも人によっては
刺激になることもあり悪化する人もいます。
自分の肌に合ったものを使いましょう。
何を使っても改善されない場合は皮膚科の受診をお勧めします。
●生活習慣
栄養バランスのとれた食生活をすることが大切です。
特に肌の潤いを保つビタミン類をたっぷりと摂りたいものです。
・ビタミンA・・・ニンジン、かぼちゃ、レバー、ウナギなど
・ビタミンC・・・みかん、ピーマン、苺、ブロッコリー、キャベツなど
・ビタミンE・・・アーモンド、煎茶、植物油、抹茶など
その他にも鉄分・亜鉛・タンパク質を含む食品も大切です。
・鉄分・・・豚肉のレバー、ひじき、きくらげ、干しエビなど
・亜鉛・・・牡蠣、ビーフジャーキー、パルメザンチーズ、ゴマなど
・タンパク質・・・大豆類、肉類、しらす干し、卵、いわし、カツオなど
脂肪や糖分の多い食品は肌の老化を促進させます。
ファーストフードやお菓子類が該当します。
ストレスを溜めないことも大切です。
ストレスはステロイドホルモンの分泌を促進させて肌の代謝が悪くなります。
痒みがなかなか治らない場合は糖尿病、肝臓病などの内臓疾患の疑いが
あるので受診しましょう。
いずれにしても普段から規則正しい生活をすることが基本です。
・加湿器は必要?
お肌を乾燥から守るには、部屋の湿度も必要です。
湿度は40%~60%に保つのが最適です。タンクに水を入れる大型のタイプの加湿器がおススメです。
しかし、場所を取るなどの問題があればアロマディフューザーを使うと
いいでしょう。
アロマディフューザーはリラックス効果と共に加湿効果もあります。
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加湿器を使うなら、お風呂上りの乾燥しやすい時や就寝前が最適です。
しかし、肌の保湿には肌の内部からケアする必要があるので
加湿器はあくまでも一時的な対策方法です。
・まとめ
お肌は、誤ったスキンケアやアレルゲンなどから乾燥を
引き起こしてかゆみの原因となります。
まず、痒くても掻かないことが大切です。
掻き続けると、さらに悪化します。
日頃の生活習慣を見直し、栄養バランスの摂れた食生活が基本です。
自分に合った保湿剤を使い、加湿器を上手に使うとお肌の乾燥・かゆみを
防ぐことができます。