喪中なのに年賀状をもらったということはありませんか。
このような場合、放置しておいてもいいのでしょうか。
それとも何か返事を出さないとダメなのでしょうか。
喪中の年に年賀状をもらった場合の対処について
見ていきましょう。
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・喪中なのに年賀状をもらったら返事は出すべき?
喪中はがきを出していなくて、喪中だということを知らないで年賀状をもらった場合と
喪中はがきを出したのにもらった場合があると思います。
それぞれのケースによって、どのように対処したらいいのかを
まとめてみました。
喪中はがきを出したのに年賀状をもらった場合
喪中はがきが来ていたのを忘れていたり、宛名を印刷するときのチェック漏れが考えられます。
この場合は放置しておいてもいいでしょう。
もし気になるなら、「寒中見舞い」として出すといいでしょう。
喪中はがきを出していなくて、年賀状をもらった場合
12月に親族に不幸があったりなどで、喪中はがきが出せなかったということもあると思います。
この場合は喪中であることを全く知らなかったわけなので、
放置するのは失礼になります。
返事を出すべきです。
ただし、年賀状としてではなく「寒中見舞い」として出します。
・返事を出す時期は?
寒中見舞いとして返事を出すのは
1月8日(松の内が明ける頃)~2月4日頃(立春に入る前)です。
2月4日以降になると「余寒見舞い」となり、年賀状の返事を出すには
遅くて相応しくありません。
返事を出すときのハガキについて
年賀状の返事として寒中見舞いで出すときは年賀はがきは使いません。
官製はがきや私製はがきを使います。
・官製はがき
切手の部分が「山桜」「タンチョウ」「胡蝶蘭」「ヤマユリ」が
ありますが、「胡蝶蘭」のを使うのが一般的です。
決まりがあるわけではありませんが。
・私製はがき
こちらは切手を貼る必要がありますが、「ソメイヨシノ」の切手を
貼れば無難です。
「ソメイヨシノ」以外にも花模様の切手がありますが、弔事用なので
寒中見舞いには使いません。
・返事の文例
年賀状の返事として「寒中見舞い」で出す場合の
文例をご紹介します。
寒中お見舞い申し上げます
厳しい寒さが続いておりますが、お元気でいらっしゃいますか。
この度はご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。
喪中のため、新年のご挨拶は控えさせていただきました。
まだ寒さは続くと思いますが、どうぞご自愛下さい。
平成○○年 一月
寒中お見舞い申し上げます
お変わりございませんか。
早々にご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。
昨年〇月に〇〇が他界しまして、新年のご挨拶は失礼させていただきました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
平成○○年 一月
・まとめ
喪中であろうと、年賀状をいただいたら「寒中見舞い」として
返事を出すのがマナーです。
出す時期は1月8日~2月4日頃まで、それ以上遅くならないように
注意しましょう。
まずは寒中見舞いのご挨拶、年賀状をいただいたお礼、
喪中のため新年の挨拶を控えたおわび、そして相手の
体調を気づかう文にするのが基本です。