自分の身内が病気で入院中にお見舞をいただいたけど
不幸にして亡くなってしまったという場合もあると思います。
その場合のお返しはどうすればいいのでしょうか。
どんな熨斗を使って、表書きは何と書けばいいのでしょうか。
戸惑う人も少なくありません。
亡くなった場合のお見舞返しについてまとめてみました。
目次 (クリックできます!)
・お見舞いのお返しで亡くなった場合の熨斗の種類と表書き
身内が病気やケガなどで入院していると、
お見舞をいただくことがあるかと思います。
お見舞のお返しとは本来、「無事に治りました」という報告を
兼ねてするものです。
しかし、不幸にして亡くなってしまった場合は「快気しました」とは
言えませんので、お返しはしなくていいわけです。
でもお見舞をいただいているので何かお礼として
お返しをする場合が多いのではないでしょうか。
亡くなってしまった場合は、黒白結びきり(弔辞用)を使い
表書きは「御見舞い御礼」とし、下段に苗字のみを書きます。
お見舞を下さった方なら葬儀にも参列されることが
ほとんどですが、香典返しとは別にするのが一般的です。
・お見舞の御礼をする時期
亡くなった場合のお見舞お返しは49日の法要後にするのが一般的です。
香典をいただいている場合も香典返しとお見舞のお返しは
同時に発送します。
・お見舞の御礼にふさわしい品物は?
病気やケガが残らないようにという意味で消耗品にするのが
縁起がいいと言われています。
石鹸・洗剤・砂糖・入浴剤・お菓子が最適です。
中でも洗剤ギフトやお菓子が人気です。
香典返しの品とは別のものにします。
また、香典返しとお見舞い返しという意味で香典返しの品を
二つ贈るのもNGです。
お見舞御礼の相場
いただいた額の1/3~半額です。
3000円→ 1000~1500円(目安)
5000円→ 2000~2500円(目安)
10000円→ 3000~5000円(目安)
香典のお礼状とは別に、お見舞に対するお礼の手紙も同封すると
より丁寧です。
〇〇〇〇は入院療養中でしたが、○月○日に静かに息を引き取りました。
〇〇が入院中はご丁寧なお見舞いと励ましのお言葉をいただきまして
誠にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
・まとめ
家族や身内が入院中にお見舞いをいただく機会は
あると思います。
無事に元気になったのなら「快気祝い」としてお見舞いのお返しは
できるのですが
残念ながら亡くなってしまった場合はお返しというより
弔辞包装で「お見舞御礼」としてするのが一般的です。
たとえ香典をいただいていても別に御礼としてする場合が多いです。
49日を過ぎたあたりに香典返しと御礼の品を同時に贈ります。