ハロウィンは日本でも行われるように
なってきました。
しかし、何のためのイベントなのか、案外
知らずにいる人が多いのではないでしょうか?
ハロウィンにはどういう意味があるのか
また、なぜカボチャなのかをご紹介します。
目次 (クリックできます!)
・ハロウィンにはどんな意味があるの?
ハロウィンのパーティなどのイベントが日本でも
行われることが多いですね。
ハロウィンは元々はアイルランドが発祥地で、いつの間にか
世界中に広まるようになりました。
キリスト教で、毎年11月1日に全ての聖者に祈りをささげる日の前夜祭(All Hallows eve)が
訛ってHalloween(ハロウィン)と呼ばれるようになりました。
この ハロウィンとは、日本のお盆のようなもの で
先祖の霊が帰ってくるのですが、先祖の霊だけでなく一緒に悪霊もやってきます。
秋の収穫を祝い、先祖の霊を迎えながら、現世の悪霊を追い出すためのお祭りです。
その悪霊を追い払うために仮装して、魂を取られないようにしているのです。
元々、アイルランドの古代ケルト民族の祭りが起源と言われる民族行事のことです。
しかし、現在では宗教的な意味はほとんどなくなってきています。
世界的に、主に子供たちが仮装したりして楽しむお祭りとされています。
・かぼちゃを使うのはなぜ?
ハロウィンでは、くり抜いたカボチャに顔が掘ってある
提燈が知られていますね。
でも カボチャが提燈に使われるようになったのは、アイルランド人が
アメリカへ移住してアメリカインディアンからカボチャの種をもらって
栽培するようになってから なのです。
そのアイルランド人とは、ジャックという名の男で、ずる賢く
酔っ払いの悪人で、とても嫌われていました。
ジャックは悪魔をだまして自分を地獄に落とさないと約束させたけど
嫌われていたので天国に行くことも許されませんでした。
天国にも地獄にも行けなくなったジャックは、明かりを灯したランタン(提灯)を持って
この世とあの世をさまようことになったのが始まりです。
このときにジャックが持っていたランタンは、かぶを切り抜いてできたもので
アメリカではカブが穫れず、代わりにカボチャが使われるようになった のが
きっかけです。
このランタンは日本でいうと『迎え火、送り火』のことで
死者の霊を家族の家へと導き、悪霊を追い返す焚火
と言われています。
・ハロウィンっていつ?
ハロウィンの時期を厳密に言えば、10月31日~11月2日で
10月31日はハロウィンイヴに当たるのですが、31日がハロウィンと
なりました。
10月31日が1年の終わり(日本の大晦日)で、亡くなった人の魂が
この世に帰ってくると言われています。
ハロウィンは、 毎年10月31日 と決まっています。
・まとめ
ハロウィンは毎年10月31日で、アイルランドから世界に伝わった
お祭りです。
日本で言うとお盆と同様、先祖の霊を迎えることを言います。
但し、ハロウィンには先祖の霊だけでなく悪霊も一緒に
やってくるので、仮装して悪霊だと思わせて
魂を奪われないようにします。
元々アイルランドでは、ランタンにカブが使われていたのですが
アメリカではカブがなく、代わりにカボチャが使われるようになって
現在に至っているのです。