暑くて熱中症予防にとスポーツドリンクが
人気です。
しかし、飲みすぎると下痢したりと体に悪いのではないかと
懸念する声が多いのも事実です。
さてどうなのでしょうか?
飲む前にスポーツ飲料の性質を知っておくと
役立ちます。
目次 (クリックできます!)
・スポーツドリンクの飲み過ぎは下痢する?
スポーツドリンクは、スポーツをすることで汗をかくことによって
不足する水分や塩分を補うための飲み物です。
冷房の効いた室内でのんびりとしている時に飲むものではありません。
スポーツ飲料500mlで100~150kcalほど、これを消費するには20分のジョギングを
するのに相当します。
スポーツドリンクにはまず糖分が含まれ、そして塩分も含まれます。
もし飲むだけ飲んで運動をしないと、汗をかかないということに
なりますよね。
そうなると糖分と塩分、そして水分を過剰に摂取することになります。
多めに飲んだ水分も腸内で吸収できなくなって
下痢を引き起こすことがあります。
スポーツドリンクを飲み過ぎることによって甘味料や糖分の摂取も
多くなるので血糖値が上昇して糖尿病の原因となることもあります。
【関連記事】
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・ スポーツドリンクは体に悪い?1日の摂取量、代用品になるもの
・ スポーツドリンクは熱中症対策になる?薄めて飲む?飲みすぎると良くない?
スポーツ飲料はむやみやたらに飲むものではありません。
激しい運動をするときに飲むものです。
【関連記事】
・ アクエリアス 運動しなくても飲んだ方がいい?薄める?ポカリとの違い
運動をしていない時に水分を摂るなら、水か麦茶にしましょう。
麦茶には血液をサラサラにする効果があると言われています。
ちなみに、あるプロ野球選手は1日に10ℓものスポーツ飲料を飲むとか。
運動前と運動中はポカリやアクエリアスなどのスポーツドリンクを
そのまま飲み、運動後は水で2倍ぐらいに薄めて飲むのがお勧めです。
・カロリーゼロだったら?
カロリーゼロと言うと、ダイエットをしている人にとっては
敏感になるものですね。
しかし、カロリーゼロは糖質を減量したり体内でエネルギーに
なりにくい人工甘味料を使っていますが、 全くカロリーゼロと
いうわけではありません。
栄養表示基準では、100ml当りのエネルギーが5kcal未満の場合に
表示できるのです。
例えば、100ml当たり4kcalの場合500mlのペットボトル1本で20kcalに
なるわけですがカロリーゼロと表示されます。
カロリーオフとは、100ml当り20kcal以下の場合に表示されます。
最近、アクエリアスに『0kcal』が登場しましたが、
惑わされないようにしましょう。
要するに通常のスポーツドリンクでも0kcalでも飲みすぎはNGということです。
・スポーツドリンクは1日にどれぐらいの量まで飲めるのか?
その日の気温や汗をどれぐらいかいたかによっても違ってきます。
スポーツドリンクは1時間以上の運動するときに適しています。
汗で失った水分の80%ぐらいはスポーツ飲料で補うのが理想的ですね。
運動前にコップ1杯(200ml)を飲み、15分ごとに同じくコップ1杯分で
補うのがコツです。
1日に何mlまでなら飲んでも大丈夫かというのは明確にはできませんが、
せいぜい1日にペットボトル1本まででしょう。
但し、運動をしない時は水か麦茶を飲むようにしたいものです。
・まとめ
スポーツドリンクは、激しい運動をする人が汗で
失われた水分や塩分を補給するものです。
1時間以上運動をするなら、15分おきぐらいに200mlずつ飲むのが
望ましいです。
スポーツ飲料には糖分や塩分が含まれているので、運動をしていない(しない)人が
飲むものではありません。
カロリーゼロも全くゼロではないので、勘違いしないように
したいものです。
運動しないなら、水or麦茶で水分を補うようにしましょう。