2019年 10月12日
普段は蕁麻疹が出ることはないのに
お風呂からあがった時にだけ蕁麻疹ができることが
あります。
蕁麻疹は痒みがあり、辛いですね。
お風呂上りにだけ、なぜ蕁麻疹が出るのか
その場合はどう対処したらいいのか、そして治すことは
できるのかについてお伝えしていきます。
目次 (クリックできます!)
・お風呂上りに蕁麻疹ができる原因
お風呂から上がった時に出る蕁麻疹は、
皮膚が急に温まることが原因の「温熱蕁麻疹」です。
冬に多いと言えます。
皮膚の血管あたりにある肥満細胞(マスト細胞)が刺激を受けることによって、
ヒスタミンという化学物質が放出され、かゆみやブツブツが発生して蕁麻疹が出ます。
お風呂で体が温まっても、人によって温熱蕁麻疹が発生する人と
しない人がいるのも当然です。
温熱蕁麻疹になりやすい体質があります。
下記に挙げるような体質の人が温熱蕁麻疹を発症しやすい傾向に
あります。
・日ごろから低体温の人
・乾燥肌である
・痩せ体質
・血行が悪い
・低血圧
普段から周囲の温度によって体温が変わりやすい人は
温熱蕁麻疹になりやすい傾向にあります。
・お風呂上りに蕁麻疹ができた時の対処法
まずは引っ掻かないことです。
引っ掻くことによって、皮膚に傷ができたり蕁麻疹が広がります。
湿らせたタオルなんかで冷やすといいでしょう。
お風呂からあがった時に発症する温熱蕁麻疹は1時間もすれば
大抵はきれいに消えています。
予防するには
お風呂から上がってから蕁麻疹が出るのを
防ぐ方法がありますのでご紹介します。
・お風呂の温度を下げる
温熱蕁麻疹が出やすいお風呂の温度は40℃ぐらいなので
もう少し温度を下げたぬるま湯にします。
・石鹸やボディシャンプーを低刺激のものにする
刺激の強い石鹸やボディシャンプーは肌を乾燥させます。
弱酸性のものがいいです。
・入浴後は保湿する
皮膚が乾燥すると蕁麻疹も出やすくなります。
お風呂上りは必ず保湿します。
・お風呂上りに蕁麻疹ができるのは治せる?
通常、お風呂上りのじんましんは1時間以内に治まるので
特に治療の必要はないかと思われます。
しかし、どうしても気になる場合や入浴後に何時間経っても治まらないのなら
皮膚科の受診をお勧めします。
かゆみを軽減させる抗ヒスタミン薬が処方されます。
場合によっては注射をすることもあります。
なるべくお風呂の温度と室温との温度差を小さくすることが
予防にもつながります。
・まとめ
お風呂上りに発症するじんましんは、急に体が温まることに
よるものです。
お風呂の温度を低めに設定したりで温度差を小さくして
体を急に温めるのを避けることが大切です。
大抵の場合、数十分~1時間ほどで治まりますが
何時間も治まらないようなら皮膚科を受診して
みましょう。