ビタミンCはシミやそばかすを消すと言われていますが
実際はどうなのでしょうか?
また美白効果って本当にあるのでしょうか?
ビタミンCを摂取すると実際はどんな効果があるのか
ぜひ知っといていただきたいですね。
目次 (クリックできます!)
・ビタミンCを摂取したり、化粧品を付けてシミは消える?
結論から言うと、一度できてしまったシミやそばかすは消すことはできません。
どうしても消すならレーザー治療をおススメします。
ビタミンCやらシミ・そばかすを謳い文句にしたサプリやドリンク類、
化粧品は多数ありますが、 メラミン色素を抑えて新たにできるのを
予防する ためのものです。
サプリやドリンクだけに頼らす、食べ物から摂取することも
必要です。
ビタミンCを多く含む食べ物をご紹介します。
野菜:小松菜、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、トマト、ほうれん草、じゃがいも等
果物:グレープフルーツ、キウイ、みかん、イチゴ、レモン等
その他:緑茶等
これからシミやそばかすができないようにするためには、これらの野菜や
果物も積極的に摂るようにしましょう。
・美白効果があるって本当?
ビタミンCは親水性の高い物質でできているので、
脂質でできた細胞膜を通ることはできません。
このことによって 美白効果は期待できない ということです。
ビタミンC誘導体を謳った化粧品が皮膚への透過性を実現させたと
宣伝しているものがありますが、メラニン色素を作る所まで
到達するかどうかという根拠はありません。
ビタミンC配合の化粧品は美白効果を期待するのは難しいですが
化粧品の酸化防止剤の作用 があるのです。
厚生労働省が定めた『栄養機能食品の規格基準』は、
『ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持と抗酸化作用がある』という文言の
表示をビタミンCの栄養機能食品として、販売の際には義務づけています。
しかし「皮膚や粘膜の健康維持」には美白効果の根拠は存在しません。
ビタミンCには美白効果を期待しない方がいいでしょう。
・ビタミンCの本来の効能
ビタミンCには、シミやそばかすの原因となるメラニン色素を
抑えるだけでなく、体にとっても様々な効果を発揮します。
・ストレスを和らげる
・発がんリスクを軽減する (野菜や果物などの食品から摂取した場合)
・心臓病、高血圧、脳梗塞の予防や再発防止、もし再発したときの死亡率を下げる
・貧血を予防
・悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの増加
・中世脂肪を下げる
このように健康体を維持するための効果が期待できます。
ただし 過剰摂取は副作用を引き起こす 可能性があるので
注意しましょう。
1日の摂取量の目安は1~2歳40mg、3~5歳45g、6~7歳60mg、8~9歳70mg、
10~11歳80g、12歳以上100mg、妊婦が110mg、授乳中の女性150mgです。
・まとめ
ビタミンCは新しくシミやそばかすの原因となる
メラニン色素の生成を抑えるだけで、できてしまったのを消す効果はありません。
もしすでにできているシミやそばかすを消すなら、レーザー治療を
検討してみましょう。
またビタミンCは脂質でできた細胞膜を通り抜けることはできないので
美白効果は期待できません。
ビタミンC配合の化粧品は酸化を防止します。
メラニン色素を抑えるだけでなく、発がんリスクを減らしたり
心臓病や脳梗塞を防ぐ、善玉コレステロールを増やしたりと
体を健康に保つのを助けます。
普段から積極的に野菜や果物を摂取することを推奨します。