時代祭は京都三大祭の一つです。
葵祭(5月)、祇園祭(7月)に引き続き、時代祭が開催されます。
時代祭は平安時代など、その時代の衣装を着た約2,000名の京都御苑
から平安神宮までの行列です。
平安神宮の建立をきっかけに明治28年に始まったと言われています。
いかにも古都京都らしいですね。
そんな時代祭の日程、見どころ、有料の観覧席やどこで見るのが
いいのかなどをご紹介します。
目次 (クリックできます!)
●京都 時代祭の日程
京都 時代祭は毎年10月22日に開催されます。
平安遷都が行われたのが10月22日だったからだと言われています。
2016年も10月22日(土)です。
当日が雨天の場合は翌日(23日)に順延となります。
万が一、翌日も雨天なら中止となります。
行列のコースは毎年同じです。
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堺町御門(12:15)
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烏丸丸太町(12:30)
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烏丸御池(12:50)
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河原町御池(13:20)
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河原町三条(13:30)
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三条大橋(13:40)
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三条神宮道(14:10)
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平安神宮(到着)(14:30)
開催場所へのアクセス
時代行列の出発点は「京都御所」、到着点は「平安神宮」です。
それぞれへのアクセス方法をお伝えします。
京都御所
京都府京都市上京区京都御苑3
京都市営地下鉄「丸太町駅」下車 徒歩約10分
平安神宮
京都府京都市左京区岡崎西天王町
京都市営地下鉄「東山駅」下車 徒歩約10分
駐車場はある?
時代祭用の臨時、特設駐車場はありません。
周辺の有料駐車場をご利用されるといいでしょう。
車でのアクセス : 名神高速京都東ICから7km(約25分)
●時代祭の見どころは?
やはり最大の見どころは時代行列です。
総勢2000人以上、行列は2kmにもなる大規模な行列です。
時代ごとの衣装や装具が再現されているのが見れます。
京都が都であった時代を8つに分けて行列が行われます。
8つのそれぞれの時代をご紹介します。
・維新勤王隊列
鼓笛隊を先頭に戊辰戦争に参加した当時の衣装を再現しています。
三斎羽織(さんさいはおり)に義経袴をはき、下には筒袖の衣、頭に鉢巻または赤熊(しゃぐま)をかぶり、
脚絆、足袋、草鞋をはき、刀を身につけ、鉄砲を携えています。
・維新志士列
明治維新で活躍した西郷隆盛や坂本龍馬などが登場します。
・江戸時代(徳川城使上洛列、婦人列)
・徳川城使上洛列
徳川幕府が城使を上洛させた時の華美な服装器具を再現しています。
・江戸時代婦人列
孝明天皇の妹君など、江戸時代の京都で活躍した女性が登場します。
当時の華やかな衣装が再現されています。
・安土桃山時代(豊公参朝列、織田公上洛列)
・豊公参朝列
慶長元年(西暦1596年)5月の秀頼初参内と、同2年9月の元服の時は最も盛儀で
あったと伝えられています。
その当時の武家風の身なりを再現しています。
・織田公上洛列
織田信長が上洛した時の様子を再現しています。
・室町時代(室町幕府執政列、室町洛中風俗列)
・室町幕府執政列
馬に乗った足利将軍が登場します。
烏帽子、紺糸縅の喉輪、脇楯、佩楯 (はいだて)の小具足姿を再現しています。
・室町洛中風俗列
16世紀の奇抜な衣装での風流踊りを再現しています。
・吉野時代(楠公上洛列、中世婦人列)
・楠公上洛列
楠木正成一族を中心とした行列で、華麗な甲冑や武具が再現されています。
・中世婦人列
淀君など女性の豪華な外出姿を再現しています。
・鎌倉時代(城南流鏑馬列)
・城南流鏑馬列
後鳥羽天皇主催の流鏑馬の時の衣装を再現しています。
・藤原時代(藤原公卿参朝列、平安時代婦人列)
・藤原公卿参朝列
平安時代後期の藤原氏が栄えた時代の衣装での行列です。
・平安時代婦人列
紫式部や清少納言など十二単姿(正装)や略装姿で登場します。
・延暦時代(延暦武官行進列、延暦文官参朝列、前列、白川女献花列など)
・延暦武官行進列
東征を終え平安京に凱旋する坂上田村麻呂が登場します。
金作りの直刀を差しているのがわかります。
・延暦文官参朝列
延暦時代の公卿諸臣が朝廷に参上する様子です。
・神饌講社列
神様へのお供えを運びます。
・前列
雅楽の音色が響き、神幸列の直前を行きます。
・神幸列
孝明天皇と桓武天皇の神霊がやってくる時代行列です。
・白川女献花列
比叡山を源に発する白川の流域に住み、季節の花を売り歩く女性のことを
「白川女」と言い、神前に献花する花を頭にのせています。
・弓箭組列
行列の最後を飾り、平安遷都の際に警護にあたったと言われる弓箭組列です。
●有料観覧席、無料のおすすめスポット
座って観覧したいという方には有料席がお勧めです。
京都御苑、御池通、平安神宮道の3カ所に設置されます。
(1席 2,050円、全席指定、パンフレット付)
京都御苑 : 正午頃 御池通 : 13時頃 平安神宮道 : 14時20分頃
販売開始日 : 8月23日(火)
購入方法 : インターネット、あるいはコンビニ(ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなど)
有料席購入についての詳細はコチラ をご覧下さい。
有料観覧席、無料のおすすめスポット
有料席を取らずに観覧するなら、京都御所が最もおススメです。
京都御所なら、出発前の列が待機しており間近で衣装を見ることができます。
また平安神宮の少し手前の神宮道の二条通と応天門の間では
室町列の風流踊りが見れます。
御池通りなら、道幅が広く行列が見やすいですね。
行列のコース上なら、どこででも観覧することは可能です。
●まとめ
京都の時代祭では時代ごとの衣装などが観覧でき、歴史を感じることができます。
京都のお祭りの中では新しいですが、毎年多くの人が観覧に訪れます。
歴史好きの方には最適なお祭りではないでしょうか。