「長崎くんち」は長崎市の諏訪大社例祭として知られています。
そして1979年には国の重要無形民族文化財にも指定されました。
長崎は、江戸時代のオランダやポルトガルからの文化の玄関口でもありました。
その影響を受けたイベントが楽しめます。
そんな「長崎くんち」の日程から見どころ、楽しみ方など多くの情報を
お伝えします。
目次 (クリックできます!)
●長崎くんちの日程
毎年10月7日、8日、9日に行われます。
2016年も10月7日(金)、8日(土)、9日(日)に開催されます。
長崎くんちとは?
「長崎くんち」のくんちとは、北九州で豊作と収穫に感謝して
奉納される秋のお祭りのことを意味します。
旧暦の9月9日に行われていたことから、9日(くにち)を「くんち」と
呼ぶようになったと言われています。
起源は1634年(寛永11年)(江戸時代)まで遡ります。
長崎市内には59カ所に町があり、7つずつの組に分かれて毎年順番に
奉納踊りを披露します。
毎年違った奉納踊りが楽しめるのも長崎くんちの魅力の一つです。
スケジュールと開催場所
7:00~12:40頃
朝7時に諏訪神社をスタート、公会堂前広場~お旅所で各踊町が奉納踊りを披露
その後、庭先回りに出発
※ 雨天時は翌日に順延
庭先回り(にわさきまわり)とは、諏訪神社やお旅所、公会堂前広場などでの
本場所を披露した後に市内の官公庁や店舗、個人宅などで
奉納踊りを披露することを言います。
13:00~
お下がりの後に傘鉾パレード 市役所前~県庁手前
16:00~20:30
くんちの夕べとして奉納踊りを披露 諏訪神社~公会堂前広場
※ この時間のみ雨天時は翌日に順延
●10月8日
7:00~11:40頃
奉納踊りを披露 八坂神社~公会堂前広場
その後、庭先回りに出発
※ 雨天時は翌日に順延
●10月9日
7:00~11:50頃
奉納踊を披露 お旅所~諏訪神社
その後、庭先回りに出発
※ 雨天時は時間変更、あるいは中止
、
t
13:00~
お上り お旅所仮宮~本宮
●長崎くんちの見どころと楽しみ方
せっかく観覧に行くんだったら楽しみたいですよね。
長崎くんちの見どころと、楽しむにはどうすればいいのかをご紹介します。
見どころ
◆奉納踊り
長崎くんちは奉納踊りがメインですね。
諏訪神社、公会堂前広場、お旅所、八坂神社の4カ所で踊町と呼ばれる団体が
奉納踊りを披露します。
踊りは団体ごとに異なり、日本舞踊がベースになっていますが
異国(オランダ、ポルトガル)と日本文化の融合という感じですね。
◆龍踊り
何よりも見ごたえがあるのが龍踊り(じゃおどり)です。
龍が蛇のようにうねって玉を追いかけます。
龍踊りは長崎くんちを代表する踊りです。
この龍踊りは中国文化の影響ですね。
お子様にはうけるのではないでしょうか。
◆コッコデショ
コッコデショとは、神輿のような太鼓山のことを言います。
実はこの太鼓山は重さが1tもあり、なんと空中に放り上げるんですよ。
毎年見れるものではなく、物珍しさがあって大変人気です。
見れたらいいですね。
楽しむには?
庭先回りを追いかけてみることです。
庭先回りは諏訪神社や公会堂前広場など本場所での披露の合間に
寄付をした事業所や個人宅前で短時間の演し物を披露します。
この庭先回りは各町内に福をおすそ分けする行事なんです。
庭先回りだけを見に来る人もいるぐらいです。
諏訪神社、公会堂前広場、お旅所、八坂神社の本場所付近には屋台が
出ます。
屋台では長崎名物だけでなく、九州各地の名物が楽しめます。
●桟敷券の購入について
長崎くんちの桟敷席は、諏訪神社・公会堂前広場・お旅所・八坂神社の
4カ所に有料で設置されます。
桟敷席は2,000円~30,000円と多種類あります。
また当日販売で立見席(1,500円/人)もあります。
踊場によって販売開始時期や購入方法は異なります。
桟敷席の購入の詳細についてはコチラをご覧下さい。
●まとめ
長崎くんちの奉納踊りは毎年異なります。
今年はどんな演(だ)し物が見れるのか楽しみですね。
家族で、友人同士で、カップルで楽しんで下さいね。