毎年節分の日に恵方巻きを食べるのが定番になって
いますね。
なぜ恵方巻きを食べるのかご存知でしょうか。
また食べる時の方角は毎年変わりますよね。
どうやって方角が決まるのかと食べ方もご紹介
します。
目次 (クリックできます!)
・恵方巻きを節分に食べるのはなぜ?
恵方巻きの由来には、いくつかの説があってどれが
正確なのかは不明だとされています。
それらの中でも最も有力なのが『大阪の船場の商人たちが江戸末期に
商売繁盛と厄払いのために恵方巻を食べるようになったのではないか』と
いうことです。
しかしその後は恵方巻きを食べる風習がなくなったのですが
1970年代に大阪の道頓堀で海苔が販売されたのがきっかけで
節分の日に巻きずし(恵方巻き)を食べるようになりました。
元々の発祥は関西地域だったのです。
それから コンビニの「セブンイレブン」が1月~2月初旬にかけて、全国で
恵方巻きの販売をやり始めたのがきっかけ となって、関西から日本全国に
広まりました。
売り上げが下がる1月、2月のコンビニの売り上げアップのためって
感じだったのですね。
恵方巻きとは太巻きのことで、「福を巻き込む」と言う意味があり
福を呼んでくる神様である「七福神」にちなんで、かんぴょう、しいたけ
卵焼き、きゅうり、うなぎ、桜でんぷ、ほうれん草の7種類の食材が
使われているのが一般的です。
毎年節分の日(2/3)当日には、コンビニやスーパーなどでたくさんの
恵方巻きが販売されています。
これを食べて、幸福がやってくればいいですね。
関連記事⇒ 恵方巻きはいつから流行った?方角は誰が決める?節分以外でも買える?
・食べ方
まず恵方巻き(太巻き)は切らずにそのまま食べるということです。
「縁を切らない」という意味でまるかぶりをします。
例えば、恋人や家族と縁を切らないということですね。
その年の恵方(方角)を向いてお願い事をしながら無言で食べます。
食べている時にしゃべると幸運が来ないと言われています。
恵方巻きには「福を巻き込む」という意味があるので。
太巻きなので食べにくいかもしれませんが、頑張って丸かぶりしましょう。
女性や子供でどうしても食べにくいなら、もう少し細くした細巻きも
販売されているのでそれでも構いません。
・恵方巻きを食べる時の方角はどうやって決まるの?
「恵方」とは、その年の福徳をもたらす神様である歳徳神(としとくじん)がいる方角のことを言います。
恵方巻きはその方角を向いて食べますが、どうやって方角が
決められるのかについてまとめました。
西暦下一桁が6と1・・・南南東
7と2・・・北北西
4と9・・・東北東
8と3・・・南南東
5と0・・・西南西
恵方は、甲の方角(東北東)・丙の方角(南南東)・壬の方角(北北西)・庚の方角(西南西)
の4つだけです。
この4つの方角が5年周期で使われています。
2016年の恵方は、下一桁が6なので南南東ということになります。
ちなみにこの恵方は初詣でも共通で、自宅からその年の恵方にある神社で
願い事をすると良いと言われています。
・まとめ
節分に恵方巻きが食べられるようになったのは
大手コンビニのセブンイレブンが販売を始めたことにあります。
恵方巻きは「福をもたらす」という意味があって
その年の方角に向かって無言で丸かじりをします。
切らないのは「縁を切らない」、無言なのは
食べている時にしゃべると「福が逃げる」と言われています。
恵方(方角)は西暦の下一桁によって決まっています。