炊いたご飯をつい常温のまま次の日まで放置したなんて
ありませんか。
一晩そのまま放置していたご飯を食べても大丈夫なのか
検証してみました。
また、ご飯の常温での持ち時間や正しい保存方法についても
お伝えします。
目次 (クリックできます!)
・ご飯を一晩常温で放置しても食べて大丈夫?
我が家はほぼ毎晩ご飯を炊くのですが、いつも余ります。
その余ったご飯をちょうどお茶碗1杯分ずつ入るプラスチックの容器に
入れ替えるのですが、ついそのまま(常温で)翌日まで放置していることが
多いです。
わが家はそんなことは気にせず、翌日のお昼はもちろん、夜ごはんの時も
食べます。
冬はもちろん、春でも秋でも。
夏でも食べます。
わが家は夏は1日中冷房を入れているので、そこまで気にしていません。
ですが、今までに一晩常温で放置していたご飯を食べて、何か体に
異常が起きたということはありません。
しかし、炊いたご飯を常温のままでの長時間の放置はお勧めできません。
実はご飯には「セレウス菌」という菌を含んでいることがあり、
常温で長時間置いておくと、このセレウス菌が増加するのです。
ご飯を食べる前にレンジで温めて熱を加えてもセレウス菌は
熱に耐性があるので、死滅しません。
セレウス菌が体内に多く入れば、嘔吐や下痢を起こすことがあります。
わが家では誰もそんな症状が出たことがないのが不思議ですが。。。
特に抵抗力のない幼児やお年寄りは要注意です。
・ご飯の常温での持ち時間
季節や室温にもよりますが、基本的には6時間程度です。
室温が低くなる冬場は1日常温で放置しておいても大丈夫です。
しかし、問題は夏ですね。
やはり夏場は常温のまま放置しておくのはやめましょう。
ご飯が安全かをチェックするポイント
常温で6時間以内であっても、食べる前にご飯に異常がないかチェックしましょう。
チェックするポイントは以下のとおりです。
・変色
まずはご飯が黄色になっていないかチェックします。
黄色になっていると、ご飯が傷んでいる可能性があります。
さらに傷みが進むと、納豆のようにねばねばしたような感じになります。
そうなった場合は腐っていると考えられますので、食べるのは絶対にやめます。
・におい
いつもとは違って、酸っぱいようなニオイがすれば食べるのはやめましょう。
・味
見た感じやニオイが気にならなくても、食べてみて酸っぱいような味が
したり、いつもと違う味がすれば食べるのはやめます。
・ご飯の保存方法
常温で保存するときは蓋付きのプラスチック容器に入れたり、
大き目の器に入れてラップをかけたりすることが多いでしょう。
常温で保存するのにお勧めはおひつに入れることです。
おひつは水分を吸ってくれるし、乾燥もしにくいです。
できれば木製のおひつがおススメです。
|
おひつに保存しても、持ち時間は6時間以内ということで変わりません。
夏はもちろんですが、他の季節でも余ったご飯は蓋つきのプラスチック容器に
入れて冷蔵庫で保存する方が無難でしょう。
炊飯器で保温にしておくのは?
炊いて時間が経っても温かいご飯が食べれるという意味ではいいかもしれません。
わが家の場合、保温にしておくのは3~4時間ですね。
保温にしておくと、雑菌の発生を防ぐと言われていますが
あまり長時間の保温はいいとは思いません。
私の場合、何となくニオイがするような感覚になります。
電気代とか長時間の保温状態に特に気にならないというのでしたら、
炊飯器で保温状態にするのもアリでしょう。
・まとめ
炊いたご飯を常温で保存可能な時間は6時間までです。
その場合は木製のおひつに入れ替えておく方がいいですね。
それ以上の長時間の保存や夏は容器に入れ替えて、
冷蔵庫に入れるのがいいでしょう。
美味しくて安全な状態でご飯を食べたいですね。