奈良の吉野山の桜は日本全国でも有名です。
山全体が桜という感じが全国でも評判で多くの観光客が訪れます。
しろやまざくらを始め、約200種で3万本と言われています。
見渡せば千本の桜が見えることから「一目千本」と呼ばれています。
また吉野山は世界遺産にも登録されていて、見る価値はあります。
吉野山全体が桜なので、麓から山頂までエリアごとに見頃と見どころを
お伝えします。
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●吉野山の桜 見頃と見どころ
吉野山は全体に桜があるので、エリアによって開花時期が若干違ってきます。
エリアは4つに分かれます。
麓から、下千本(しもせんぼん)・中千本(なかせんぼん)・上千本(かみせんぼん)
奥千本(おくせんぼん)となります。
山頂に行くほど、開花時期が遅くなります。
それぞれのエリアごとに見頃と見どころをご紹介します。
< 下千本 >
いちばん麓にあるエリアで開花時期もいちばん早いです。
開花時期は3/29~30、見頃は4/6~4/10ぐらいです。
下千本には見どころが多いのですが、中でもオススメは「お野立ち跡」「蔵王堂」と
「下千本展望所」です。
「お野立ち跡」とは展望台のことで、七曲り坂の桜が見られます。
満開の頃だと、より絶景です。
正式名は「昭憲皇太后・御野立ち跡(しょうけんこうたいごう・おのだちあと)」で
明治天皇の妻であった昭憲皇太后が、ここから吉野の桜をご覧になったことから
この名称が付いたと言われています。
「蔵王堂」は世界遺産で4本の品種の違う桜があります。
「下千本展望所」は高台にあり、ここから「蔵王堂」が見えます。
< 中千本 >
下千本から南に行くと中千本となります。
開花時期は3/30、見頃は4/7~4/12ぐらいです。
超オススメの見どころは「吉水神社」、世界遺産にもなっています。
ここから豊臣秀吉もお花見をされたと言われています。
また、中千本エリアの商店街を山頂の方へ進むと「東南院」というお寺があり
そこの境内には1本のしだれ桜があります。
< 上千本 >
ここからは急な坂道が増えてきます。
開花時期は4/1、見頃は4/10~4/15ぐらいです。
上千本エリアでのオススメの見どころは、標高約600mにある「花矢倉からの展望」です。
あたり一帯に桜が広がって見える場所です。
見て絶対に損はしません。
またここからは、大阪と奈良の県境にある「金剛山」も見えます。
< 奥千本 >
このエリアは山頂付近になり、気温も下がるので見頃もいちばん遅くなります。
開花時期は4/8、見頃は4/15~4/20ぐらいです。
奥千本まで登ると、桜の数は少なくなるのですが
それでもオススメの見どころは「高城山展望台」です。
やはり下千本、中千本、上千本に比べると静かな雰囲気になりますが、
ここから下に広がる桜を見るのも風情があっていいと思います。
そして世界遺産でもある「金峯神社」があるので、ぜひ参拝しておきたいですね。
●吉野山のアクセス方法
吉野山までのアクセスを電車で来る場合と車で来る場合を
お伝えします。
所在地 : 奈良県吉野郡吉野町吉野山
お問い合わせ : 0746-39-9237 吉野観光案内所
電車 : 近鉄吉野線『近鉄吉野駅』下車、徒歩5分の千本口駅よりロープウェイで3分
車 : 南阪奈道路『葛城IC』下車後、大和高田バイパスにて『小房』で下車、国道168号経由、
または西名阪道『郡山IC』下車後、国道24号、169号を経由して吉野へ
駐車場 : あり 普通車1500円 花見時期は郊外駐車場もあり
●混雑状況は?
週末はすごい人でかなりの混雑が予想されます。
駐車場もすぐに満車になるので、公共交通機関を利用される方が無難です。
また、土日には交通規制がかかります。
どうしても週末に行くなら、早朝をお勧めします。
行くなら平日をお勧めします。しかも朝8時頃に行くとまだ人も少ないです。
郊外の特設駐車場からシャトルバスが出ているのでご利用されるといいでしょう。
週末でも平日でも帰りも混雑が予想されますので、電車の場合は
予め往復切符の購入をしておく方が良さそうです。
●まとめ
吉野山の桜はエリアによって見頃が異なります。
山頂に近くなるほど遅くなります。
いちばんのおすすめエリアは中千本ですね。
そこからの桜は絶景です。
吉野山の桜は全国でも名所となっているので、ぜひ一度は行っておきたいですね。
もし行くなら平日の方が少しでも人が少ないのでお勧めです。