結婚が決まり結納を済ませたらほっとしますが
結納返しはするべきなのか迷う人も少なくないと
思います。
結納の後でわだかまりがあると、今後の付き合いにも
影響を及ぼすことにもなりかねません。
地域性もありますが、一般的にはどのようにすれば
いいのかについて解説します。
目次 (クリックできます!)
●結納返しは必要?
結納返しは頂いた結納のお礼と「今後もよろしく」という意味を
込めて現金あるいは品物でお返しするものです。
しかし、地域によって結納返しをするという風習がないところもあります。
結納返しの風習がない地域を除いて、お返しをするのが一般的です。
お返しは結納の日に同時に行われることがほとんどです。
結納返しをするかどうかは自由 ですが、結納金をいただいたならお礼の意味も込めてお返しをするのが一般的ではないでしょうか。
また、あえて結納返しはしないでその代りに結婚後の新生活用品の
購入に充てるカップルもいます。
まず自分の地域が結納返しをする風習があるかどうかを調べておきたいですね。
もし、そういった風習がない場合は事前に家族やお相手とも結納返しは
どうしたらいいのか話し合っておく方がいいでしょう。
●結納返しの相場とおすすめの品
結納返しをする時にまず注意しなければならないのが
お相手にいただいた結納品よりも豪華にしないということです。
相場ですが地域性もあり、例えば関東ならいただいた額の半返し、
関西では1割程度といわれています。
しかし関東でも1割程度にする人も増えています。
・その他の相場は?
結納金の半額をお返しするということを
事前にお互い話をつけておき、結納金からその分を差し引いてする場合もあります。
例えば結納金は100万円を予定、その半額の50万円を結納返しとするなら
最初からその分を差し引いてするということですね。
そうすれば結納返しをする必要がなくなります。
・結納返しにオススメの品
結納返しに現金でする場合もありますが、
近年は品物で記念品として贈る人が圧倒的に多いですね。
結納返しでよく贈られるのが
・腕時計
・カフスボタン
・オーダースーツ
・ネクタイ
・高級コート
前述した相場を考慮して品を選ばれるのがいいかと思います。
●結納返しの時の熨斗の表書き
結納返しの時には8品目が主に用意されます。
・目録
・熨斗
・御袴料(おんはかまりょう)・・・結納返しになります。
・末廣(すえひろ)
・寿留女(するめ)
・子生婦(こんぶ)
・友白賀(ともしらが)
・家内喜多留(やなぎだる)
地方によっては目録・熨斗・御袴料・末廣・肴料の5品目のところもあります。
しかし、ほとんどの場合は略式結納が多いので
お返しの時も略式で行い、熨斗・御袴料・末廣の3品目で済まします。
このように略式では目録を付けないので、熨斗の表書きは「御袴料」とします。
正式の場合は「目録」が付いているので表書きは不要です。
結納返しについても略式セットで販売されているものがあります。
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●まとめ
結納返しは必ずしも必要なものではありませんが
結納品のお礼の気持ちを込めてお返しをするほうがいいかと思います。
結納返しの相場は地域によっても違いがあり、一般的には関東では半返し、
関西では1割返しと言われています。
現金でも品物でも構いません。
略式の場合は熨斗の表書きは「御袴料」となります。