病気やケガで入院するとお見舞をいただくことがあります。
通常は元気になって退院したら、お見舞のお返しで「快気祝い」を
します。
しかし退院はできても、まだ通院する必要があったり自宅療養が必要で
完治していない場合でも快気祝いはするべきなのでしょうか。
そのことについてお伝えしていきます。
目次 (クリックできます!)
・快気祝いは完治していない場合もする?
快気祝いとは、入院していてお見舞をいただいた方々に
無事に元気になったと言う報告とお礼の意味を込めてお返しするものです。
しかし退院はできたものの、まだ通院や自宅療養が必要で全快していない場合
快気祝いはどうするか戸惑う人もいるでしょう。
もう少し回復するまで引き延ばしてもいいでしょう。
その場合でもとりあえず、退院したことは報告しておきます。
区切りをつけるためにお見舞をいただいたお礼をしておきたいと思って
全快していなくても、快気祝をしても差し支えありません。
またガンなどのように完治は難しい場合でも
退院の報告とお見舞のお礼の意味を込めて、お見舞返しをすることも
あります。
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・快気祝いはいつする?
するならあまり遅くならないように、退院後10日から遅くとも1か月以内にはします。
まずお見舞を下さった方には退院したという報告をします。
親しい友人ならメールやラインでもOKです。
目上の方、親戚、上司には電話か手紙で報告します。
相場、のしはどうする?
快気祝いの相場は、いただいたお見舞の半額~1/3程度です。
のしは紅白の結びきりを使います。
表書きは「御見舞御礼」「快気内祝」とします。
下側に自分の名前を書きます。(姓だけでも構いません)
ちなみに完治している場合は「快気祝」「全快祝」とします。
お見舞返しの品物は何がいい?
病気やケガが残らないようにという意味で消耗品や洗い流せる物が最適です。
例えば、
消耗品なら、お菓子・コーヒー・紅茶など
洗い流せる物なら、石鹸・洗剤・タオルなどですね。
あと、カタログギフトも好評です。
商品券も最近ではお見舞のお返しとして利用されています。
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職場から連名でお見舞をいただいた場合
個別包装になったお菓子を一人ずつ配るといいでしょう。
個人で頂いた場合は通常のお返しにします。
お見舞返しにNGな品物
パジャマ、シーツ、枕といった寝具はNGです。
それらは病気やケガが残ることを連想させ、縁起が悪いとされています。
また食器やインテリア用品なども長く使えるものなので、避けるべきです。
・まとめ
「快気祝」とは本来は、退院して元気になったという報告と
お見舞のお礼を兼ねてするものです。
ですが、退院後も通院や療養が必要で完治していなくても
区切りとしてお見舞のお返しをするのも構いません。
お返しをするなら、遅くとも退院後1か月以内にします。
完治していない場合は、紅白の結びきりで「御見舞御礼」か「快気内祝」に
します。